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ネマタの戦術本レビュー第1171回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その19 著:多井隆晴」

ネマタの戦術本レビュー第1171回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その19 著:多井隆晴」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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問題28 役牌の後付けのコツ

チーよりもポンの方が手役を読まれにくいというのは事実ですが、今回の手牌に関しては、「リャンメンは鳴かずともメンツになりやすいのでまだメンゼンで手を進める」というだけでも十分説明がつきます。手役が絞られやすいのを理由に「ポンはするけどチーはしない」のであれば、カンチャンやペンチャンでもチーしないということになりますが、今回の牌姿でリャンメンがカンチャンに変わっただけの牌姿であれば、カンチャンからも鳴くことになりそうです。

それならばこのセオリーは不要かと言われればそうでもありません。今回よりもアガリに遠く、なおかつアガリが遠いなりにアガリを目指したい手牌、局面であれば有効になることもあるでしょう。一例としてこちらで取り上げられているような仕掛けが挙げられます。相手に読まれるからというよりは、「ポンならトイトイの可能性も残るので鳴き」「チーすると狙える手役も限られてしまうので鳴かない」という感覚です。

相手が読む手役の幅を広げることを踏まえた鳴きについては、一例としてこちらのような仕掛けがあります。ここまでアガリに遠いとそもそも仕掛けが得策と言えるかは怪しいところですが、「他家の手牌進行を止めやすいポンはしても、手役が限定されるチーはしない」一例と言えます。

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端っこ待ちならツモ切りリーチ!
アガりづらい8000よりアガりやすい5200
手詰まりたくないなら配牌オリ
親のリーチは魔法の言葉
大きく負けてる親番では焦らず大物手
地獄単騎はアガれる
赤牌を鳴かせることが得になる場面もある
カンチャン待ちリーチをシステム化するな

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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