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ネマタの天鳳日記 第65回

ネマタの天鳳日記 第65回

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 チートイツとトイトイ、あるいはトイトイ以外のメンツ手。どれを優先すべきかについては、「現麻本」でも取り上げてきましたが、場況や点数状況込みで判断するとなると迷うケースも増えます。

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 勉強会の局面を取り上げます(ネマタは観戦中で、「私」は別の方です。)チートイツの1シャンテンですが、をアンコで残せばトイトイにも移行できる手牌です。このような場合、私はトイトイなら仕掛けがきくこと、運良くメンゼンで手が進めば最高で四暗刻にまでなることから、基本はアンコを残した方がよいと考えます。

 しかし、後から検討してみて、今回に関してはを切ってトイトイを見切る方が有力だと思い直しました。

 理由としてはいくつか挙げられますが、まず一つ目は、がいずれも他家が使っている可能性が低い(が4枚見えでが使いにくい、西家の切り、西家北家の切りからが使われている可能性が低くなる)分比較的山に残っていそうということです。

 二つ目は、引きなら打でタンヤオに移行することも出来て、しかもドラ引きならイーペーコーになるので、トイトイ以外のメンツ手になった場合も、チートイツと比べて打点があまり落ちないということです。

 ここまではこれまでの記事でも何度となく取り上げて来た内容ですが、今回三つ目の理由として挙げるのが、他家の手牌もトイツが比較的多いと予想されるということ。従来の表現であれば、「トイツ場」の傾向があるからということです。

 「トイツ場」というのも定義が明確でない言葉の一つですが、ここでは、「トイツが出来やすい場」ではなく、「既にトイツが多く出来ている場」とします。

 南家はをポンしていますがホンイツ傾向ではないので、をトイツ以上で持っているかトイトイ狙い。いずれにせよ、トイツを多く持っていることが読めます。

 西家北家に関しては、南家ほど分かりやすい傾向はありませんが、北家は3巡目にしてカンチャン落とし。既にカンチャンを落としているとなるとそれ以上の面子候補が揃っているということで、シャボよりカンチャンであることから比較的トイツを多く持っていることが予想できます。

 西家も3〜7牌の出が早く、何らかの手役狙いの傾向があるわけでもないことから既にテンパイが近い可能性が高いので、序盤にしては既にトイツが多い方でしょうか。このあたりは読みとしては苦しいですが、少なくとも、平均的な場況と比べればトイツが多く出来ていることは言えます。

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 トイツが多く出来ているということは、それだけ「自分が持っているトイツを他家もトイツで持っている(持ち持ち)ことが多い」「他家が持っている牌の種類が少ない分、浮き牌がトイツになりやすい」ということなので、トイトイよりもチートイツ狙いが有力になりやすいということです。今回はトイツが「持ち持ち」でした。

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 トイトイかチートイツか。まずは手牌次第で判断すべきことですが、手牌と場に見えている牌だけでは判断が難しい場合は、他家の手牌にトイツが多いかどうかも判断要素として利用できるのではないかと考えます。

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 裏ドラも乗って親の跳満。結果的にはをアンコで残していれば、を残すにはノーテンから無スジを押す必要があったのでこのアガリはありませんでした。

 トイツ場については昔から色々と言われていますが、「トイツが多く出来ていると予想できるなら、トイトイよりチートイツ有利」ということについてはこれまで言及されているのを見たことがなかったので取り上げてみました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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