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ネマタの天鳳日記 第66回

ネマタの天鳳日記 第66回

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 にくっつけばチャンタ三色、にくっつけばチャンタ、にくっつけば一通の面子候補がそろう形。メンゼンリーチや引きも見てから切るのも一つの手ですが、ピンズをもう1枚引いて面子候補が出来た場合は、が重なれば今度はホンイツの面子候補が揃うのでが残っていた方がよくなります。

 重ならない場合もホンイツ目が残る方がよいなら字牌を残すということで、これならから切ってしまうのがよいとみます。

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 じゃないと役がつかないという思考が先行するとを先切りしがちですが、一通にならないツモでもホンイツに移行できる形です。

 しかし、今回はが枯れていること、ホンイツにするとが出ていくのであまり打点が上がらないことから、同じ変化を残すならドラ重なりを優先して打がよかったかもしれません。

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 結果的にはこのが当たり牌なのですが、まだ通っていないスジが多く、は片無筋かつ3枚見えなのでワンチャンスと考えると、この時点ではを押してそうです。

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 流局が近くテンパイ料もありますが、先ほどと比べると待ちも結構絞れました。それでもスルーするくらいなら勝負という見方もありますが、今回はもう1つ、から、でチーして打という手がありました。

 南家が更にを切ってくるようなら、今度は大体通る(スジのうえに、テンパイ以前にを切っているのでシャボや単騎の可能性も低い)を切ってテンパイに取れます。

 形テンのために案外リスクを負えるというのは確かです。しかし、形テンを取るかどうかの問題になると、「鳴いたうえで、安牌を切りつつ形テンの可能性を残す」という、「形テンで危険牌を切る」「鳴かずに降りる」に続く第3の選択肢ができるケースが結構あります。

 「どっちが良いか」と考え出すと「第3の選択肢」を見落としがちなので注意したいですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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