配牌でいきなりドラカンツ。こういう時こそミスをしないよう集中して打ちます。
あっという間に4メンツ完成して単騎テンパイ。仮にの形で単騎テンパイであれば、ツモ
の3メンチャン変化があるので打
ダマとします。
しかし今回は打としてもツモ
なら
の形が残り。打
リーチで
待ちの4メンチャン。ドラ
なので、仮に打
としていてもツモ
なら打
リーチとするところですから、比較的出アガリしやすい
単騎に受けます。
雀頭が無い形であれば、メンツに浮き牌がくっつくことで雀頭を作りやすい複合待ちの多メンチャンができることは言わずもがなですが、メンツ同士がつながっていれば更に強力な多メンチャン形を作れることがあります。
今回のようにと
と
の2メンツがつながっている形であれば、ツモ
で多メンチャン。待ちはいずれも
の4メンチャンになります。多メンチャンを作るどの牌を引いても同じ待ちになるというのが面白いですね。
亜リャンメンやノベタン待ちという理由だけなら手変わりを待たずに即リーチ、ダマでも満貫あるという理由だけでも即リーチすることが多いですが、両者が合わされば流石にダマにして通常リャンメンよりも強い3メンチャン以上(ツモ)の待ちでリーチを打つのが得策と判断しました。
引きました。か
をツモれば倍満まであります。多メンチャンを無理に狙うのはアガリ率を落とす原因にもなりますが、多メンチャンになる受け入れや変化を把握できること自体は重要です。雀頭が無い、あるいは雀頭が無い形になりやすい場合はつながったメンツに着目するようにしたいですね。「もっと勝つための現代麻雀技術論」第35、36回の内容も御参照下さい。
多メンチャンが悪形に負ける…というのはお決まりのオチですが、今回は残念(?)ながら普通にツモってしまったのであまり面白みのない展開になりました(笑) 過去を振り返っても5メンチャンが2連続で負けたことがあるくらいで、それより上の多メンチャンは9メンチャンも13メンチャンも含めて全てアガれています(笑)