カンのドラ1で先制リーチ。ドラがでなければ手変わりそのものはそこまで多くないですが、元々の手がのみ手悪形なので手変わりの質を重視してテンパイを外してそうです。
「カンチャンドラ1は即リーチ」「カンチャンのみ手はリーチしない」と言われることもありますが、あくまでダマやテンパイ外しとの比較。序盤のカンチャンのみ手も局収支的にはプラスですが、1シャンテンでもより局収支が見込めるケースは多くある一方、ドラ1となると手変わり待ちが有利になるケースが限定的になるというのが実際のところです。
ラス目西家が、と無スジを勝負しています。打の時点では巡目が十分にあり残りスジも少ないので1シャンテンから押していることも結構ありそうですが、打の時点で押した方がよい手牌になっているとするとテンパイ濃厚です。
今回は既にリーチしているので西家の待ちを予測しても仕方ありませんが、とが共に浮き牌だとするなら端寄りのが先に切られることが多いので、はメンツ候補の一部の可能性が高い。しかもテンパイ濃厚なのにリーチはしてこないとなると、から打として現物待ちの、しかも安手なら点数状況的にリーチが入るのが普通ですのでダマでも高打点のケースがいかにもありそうです。
をつかんで6400放銃。ダマテンは基本警戒しないとも言われますが、リーチの優位性が浸透しているフィールドではダマテンは高打点であることも多いもの。「ノーテンだとすると不自然」な牌を切ってきている他家がいる場合は特に注意したいものです。