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第142回 ネマタの麻雀徒然草

第142回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

第12回の話になりますが、麻雀にリーチが導入されようとした時も、リーチを採用することで技術介入要素が減るという理由で大きな反発がありました。

これについてリーチ推進派の天野大三氏が、立直を採用した方が戦術的に高度となり、むしろ麻雀は競技的になると主張し譲らず、その後「報知ルール」としてリーチ麻雀を全国的に普及することとなったのは以前申した通りです。技術介入要素が減るという理由で反発が大きかったものが、時代の流れとともに受け入れられていったという点では、裏ドラ、赤ドラの普及とどこか似ているように思われます。

確かに、リーチをするとその後はアガリ牌が出るかツモるかまではツモ切りを続けるだけなのですから、一見技術介入要素は減っているように見えます。しかしながら、リーチが導入されることで、押し引き判断の精度が重要になりました。リーチも鳴きも入っていない相手のテンパイを読むことが不可能というわけではありませんが、どこまでいっても不確定ですし、テンパイしていない相手を警戒して降りるのは一方的に損な選択。なまじ読めるが故に、相手をケアすることを知らない打ち手よりも損をしてしまうこともあります。確実にテンパイしている相手への判断だからこそ、押すか引くかの比較、引く場合も正しい手順で降りきれるかどうかで実力差がつきやすくなるのです。

裏ドラや赤ドラもそれ自体は運要素ですが、押し引き判断が難しくなる、降りる手順の正確さがより重要になるという意味では技術介入要素が上がっているとも言えます。手役作りの意味合いが薄れるというのは事実ですが、そもそも難易度の高い手役は狙ったところでなかなか完成しないものです。

「競技的」というと、どうしても難しい技を競い合うというイメージがありますが、一つ一つは簡単でも、利用頻度が高い技術の精度を競う方がむしろ結果に差がつきやすいものです。利用頻度が高ければ、上手い人でも毎回完璧とはいかず、どこかで少なからずはミスしてしまうもの。簡単なことをただ繰り返すことを「作業」と揶揄される場合がありますが、作業も極めればまさに職人芸、奥義といってもよいのではないでしょうか。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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