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第153回 ネマタの麻雀徒然草

第153回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

第149回で「ゆるゆる麻雀会」で起きた出来事をお話しましたが、実はもう一つ軽いハプニングがありました。それは、麻雀の進行と逆、時計回りでゲームを進めてしまった卓が出たことです…他人事のように話していますが、何を隠そう私の卓です(笑) 途中で何となく違和感を覚えていたものも、気付いたのは東三局に「下家から」チーしたい牌が出た時。大学生になって初めて卓を囲んだ時も、同じミスをしてしまったことを思い出していました。私は麻雀のルールを覚える方が早かったというくらい、右と左の区別がつくようになったのが遅かったためか、この手の間違いをよくしてしまいます。

 麻雀会の集まりはボードゲームのプレイヤーが多いというのも、途中まで気付かずにゲームを進めてしまっていた理由でしょうか。思えば大概のボードゲームは時計回り。反時計回りで進めるゲームはむしろ麻雀くらいかもしれません。

 麻雀の東南西北が実際の方位と違う理由については、明確な理由が分かっているわけではないようです。ただ、通説として知られる、「神々のゲームを天から見上げたものだから、実際の方位とは逆回りになっている。」というのは全くの作り話のようです。
風位についてー浅見 了 麻雀祭都

 

麻雀の先祖にあたるゲームには風牌が無く、その時も反時計回りでゲームが進められていたといわれます。その理由として挙げられるのが、「左遷を嫌ったから」子が親になることは出世を意味するのだから、左ではなく右に移動するようになった。そこに麻雀の風位を当てはめたので、結果的に実際の方位とは逆になってしまったとされています。

左方向に移動するのが左遷を意味したというのも、あくまでその当時の話です。例えば右大臣より左大臣の位が高いのは、律令制度が出来た頃の古代中国では左の方が上位を意味していたため。「右に出る者はいない」というように、どちらかと言えば右の方が偉いというイメージがありますが、実は時代によって何度も変わっていたようです。

「右に出る者はいない」って、なんで右がえらいの?ーQuizKnock


そうなると、もし麻雀の先祖にあたるゲームが生まれた時代が少しずれていたら、現在の麻雀も他の大多数のボードゲーム同様時計回りで遊ばれていたかもしれませんね。

順番が「東西南北」ではなく、「東南西北」なのは、風位に位階があるため。東は日の昇る方角なので最も偉く、南は暖かいので第2位という感じです。実際の麻雀も親が回ってくるのが早い起家の方がゲームを有利に進めやすいですね(ただし、オーラスのアガリやめありのルールでは、最も有利なのは北家になります)。

何故麻雀だけ反時計回りでゲームを進めるのかという話をするつもりでしたが、少し調べてみるだけで知らなかった話が色々出て来ました。「麻雀オタク」を名乗るには、まだまだ知識も情熱も足りていないと改めて感じさせられることでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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