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第149回 ネマタの麻雀徒然草

第149回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

先日福岡で行われた「ゆるゆる麻雀会」でちょっとしたハプニング。何と三槓子の形で大三元が成立。「ダブル役満でいい」というコメントがありますが、三元牌を全て槓子にすると「超三元」としてダブル役満とするローカルルールもあります。

最後の発を切った下家の方が包(パオ)となったわけですが、今回はその包について。現在では、役満が確定する鳴きを入れた時の打牌をした打ち手に課される罰則のことですが、ロン和了の時の放銃者一人払いのことを「放銃一家包」と言うように、振り込んだ時の一人払いそのものを「包」と呼んでいました。

パオの発生経緯ー浅見了「麻雀祭都」

「放銃一家包」という言葉があるということは、元々はそうでないルールだったということ。中国古典麻雀においては、ツモもロンも3人払い。しかし役満の時も3人払いでは何かと辛いということで、役満を副露で確定させた人がいる場合は、その役満で責任払いという形で生じたルールであるそうです。役満に限らず高い手に適用されたということで、4副露しても確定ではないとはいえ、清一色にも適用されたそうです。

梶やんの歴史クイズ「中国で麻雀が成立した当初から存在したパオは、大三元・大四喜とあと一つは何?」

こちらでは大三元、大四喜に加えて清一色とありますが、そもそも役満はメンゼン限定のもの以外全てに適用されたという説もあります。

日本麻雀は「放銃一家包」が原則なので、役満の包に関しては、ツモられた場合は役満を確定させた人の一人払い。役満を確定させた人以外が放銃した場合も、放銃者と確定者で折半するというルールになりました。

現在では大三元、大四喜にのみ包を適用するというのが主流ですが、4副露で役満が確定するものとしてもう1つ四槓子があります。4副露で確定しない役満に包を適用するルールは稀ですが、四槓子に包を適用するルールが採用されることはそれほど珍しくありません。四槓子に適用されないことが多いのは、大三元、大四喜が包になる牌が何かが確定しているのに対して、四槓子は生牌であれば何でも対象になりうるためと思われます。

「包」というと現在では役満を確定するケースでのみ用いられることが多いですが、責任払いのルールとしては、大ミンカンから嶺上牌でアガった場合についても、カンさせた人の一人払いというルールがあります。生牌をカンさせた結果和了が成立したという関連からか、四槓子に包が適用されるルールで採用されることが多いように思われます。役満のような高い手ならまだしも、嶺上牌からのアガリに適用されるのも不思議な話ですが、「本来有り得なかったはずのアガリ」が起こったという点で、生牌を切った打ち手の一人払いという形にしたかったという心情が分からなくもないですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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