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第156回 ネマタの麻雀徒然草

第156回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回の話を受けて、「麻雀大富豪(略して雀豪)」を考えてみました。トランプの大富豪と異なるのは以下の点です。

・ 使用する牌は1〜9の数牌のみ27種108枚
・ 牌の出し方は以下の5通り

・単騎 1枚だけ牌を出す。次の手番の人は場に出ている牌と同じ色で、数字が大きい単騎を出すことができる。

・対子 同じ牌を2枚出す。次の手番の人は場に出ている牌と違う色で、数字が同じか大きい対子を出すことができる。

・刻子 同じ牌を3枚出す。次の手番の人は場に出ている牌と数字が同じか大きい刻子を出すことができる。

・槓子 同じ牌を4枚出す。大富豪同様「革命」が起こり牌の強さが逆転する。次の手番の人は場に出ている牌と数字が同じか小さい槓子を出すことができる。(この時も「革命」が起こり、牌の強さが再逆転する)。

・順子 同じ色の並び数字を3枚出す(4枚以上は不可)。次の手番の人は場に出ている牌より数字が大きい順子を出すことができる。

第79回ネマタの麻雀徒然草

大富豪は私がトランプの中で最もよく遊んだゲームの一つですが、不満点はやはり配られた手札の強さでそのまま勝負が決まってしまうことが多いこと。富豪と貧民がカードを交換するルールを抜きにしても、数字の強弱がジョーカー含め14種類あるので、手札に格差がつきやすいといえます。麻雀牌なら強弱は9種類。革命も起きやすいので数字が小さくても勝てる可能性が高まります。

大富豪は有名なルールとして「縛り」があります。「縛り」を設けることで手札の格差を減らすことが出来るという利点がありますが、縛ることが可能なら大概そうした方がよいので戦略の幅が広がらないという難点もあります。このことを踏まえて、牌の出し方によって次に出せる牌の制限が変わるルールを考えてみました。出した牌の数が少ないほど縛りが強くなるという点からも手牌の格差が是正され、対子以上で持っている組があってもあえて単騎で出すといった選択肢も考えられるようになります。

赤5を出すと大富豪の「8切り」のように場が流れて自分の手番になるといったように、「雀豪」でも様々な追加ルールをつけて遊ぶことも考えられます。個人的には何らかの形で字牌も加えて、字牌をルールを追加するアイテム的なものとして導入してみたいですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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