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第261回 ネマタの麻雀徒然草

第261回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

『麻雀勝ち確システム』のレビューを始めました。こちらでは本書のコラムを読んで思ったことを徒然なるままに書かせていただきます。

コラム16 同じ条件の字牌の切り順

私の見解についてはこちらにまとめました。これはアガリに遠い段階の比較なので、単騎テンパイの選択であれば裏ドラの乗りやすさを優先します。本書でも指摘されている通り、もの凄く微差の比較。勝率にして0.1%も差はつかないのではないでしょうか。

しかし、微差を微差と認識したうえであれば、こうした考察は実力向上のうえでも無駄にはなりません。細かい字牌の切り順を疎かにしていると、はっきり差がつく選択にもかかわらず、「どちらでもいい」と判断した故のミスをしがちになります。麻雀は「字牌の切り順」よりは結果に影響が出る選択の方がずっと多いもの。字牌の切り順ですら優劣をつけることができるのですから、勝つことを目的にするのであれば、「どちらでもいい」ことなどあるはずもありません。

麻雀における技術介入要素はどこまでいっても己の選択のみ。しかし多くの人は抽選、結果、他家の選択ばかりに気を取られ、自分の選択を省みることが疎かになっているように見受けられます。勝てないからと不運を嘆いてばかりでは、強くなることも、楽しむことも難しいもの。己の選択に向き合うようになれば、麻雀の持つ理不尽性もさほど気にならなくなりますし、自分が理不尽に勝てる側に回れた時、麻雀がなおのこと楽しめるようになります。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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