第12期雀竜位・斎藤俊プロ（日本プロ麻雀協会）によるプロ対局の寸評記事！今回は7月1日に行われた「第17期女流雀王戦第5節」です。 

第17期女流雀王Aリーグ第5節（全8節）

「かわし手」と呼ばれる和了がある。
安いが、早い巡目で和了することで、相手のチャンス手を潰す効果が期待できる。
近年の傾向として高い手を作る事ばかりに気を取られついついメンゼン進行しがちであるが、
相手の手を潰すことは非常に重要なことだ。

水瀬が華麗に福山の親をかわす。
　ポン　チー　ツモ
和了点だけ見れば、只の300/500は400/600ではある。

チャンス手を潰す以外にかわし手には効果がある。それは親の連荘を断ち切ることだ。
トップ比重の大きな協会ルールでは相手の大連荘を作らないことは非常に大切でもっと多くのプレーヤーが意識しなければならない。

水瀬はコツコツと「かわし手」を決め、大事なところでの本手を決めるプレーヤーだ。
本日3トップで+133p上乗せ。「こんな記事」を書いただけのことありますわ。

第17期女流雀王Bリーグ第5節（全8節）

いつも元気な庄司がゲッソリしている。三添も然り。「犯人」の抜け番中に唯一トップを取った冨本も、やれやれといった顔。ゲッソリさせた犯人は水口美香である。

　一発ツモ　ドラ
ラス前、3連続トップ後の最終戦、ようやくラス目になったと思いきや3軒リーチをあっさり制しラス抜け。

現在ぶっちぎりの618.4p。
圧倒的な安定感と共にA復帰へほぼ当確ランプを灯した。

第17期女流雀王Cリーグ第5節（全8節）

今回は「稀木深文」プロの紹介になります。

---簡単な自己紹介をお願いします～！

稀木：「稀木深文(まれき みふみ)」と申します！よろしくお願いします！普段は五反田の「まぁ〜じゃんNext」に常勤で働いています！特に土日は協会の対局がないときにはほぼ出勤しています！他の雀荘ゲスト情報と合わせてTwitter(@mareking_com)にシフトを載せているのでそちらでご確認して頂ければ嬉しいです！

---はい、ありがとう～！なんて呼べばいいかな？？

稀木：え～っと・・・「まれちゃん」が良いですね！かわいい感じなので！

---では、まれちゃんは何でプロに？

稀木：働いていたお店でプロにならないかと勧められたのがきっかけです！一緒に打っている人が楽しかったり嬉しかったりするような、素敵なプロになりたいです。そのためにも同期の秋瀬ちさとプロの背を追って何かタイトル的なもの戴冠して知名度も上げられたらいいかなと！まだまだ発展途上ですが笑

---周りを楽しませるプロになりたいんだね！以前は何を？

稀木：元々お笑い芸人を目指していました！

---まじ！？てことはキャラは面白・・・

稀木：面白キャラで行こうと思ったのですが、根がマジメなので、圧倒的普通で行こうと思います。

---といいつつ？？

稀木：いやいや圧倒的フツウ!そんなことより女流リーグ負けまくって昇級キビシイんですけどどうしましょう？普通に和了したらマズイですかね？

---最終節最後の親番落ちるまで昇級目指して一つでも良い順位を取ろう。普通に打たないことが同卓者に甘くなったら「競技性」が壊れちゃう。まれちゃんが昇級競ってる時にポイントない人が適当に打ってポイント巻かれたらどう思う？全員が昇級(若しくは残留)を最後まで全力で目指すのが競技よ！

稀木：おおお、凄い納得！目からコンタクトレンズ落ちましたわ！やれるだけのことやったります！！

---目から落ちるなら鱗や(笑)