こんばんは、まろちょふです。
今回は5/14(日)にAbemaTV麻雀チャンネル で放送されたRTD Girl’s Fight 第二回戦 3回戦での山脇千文美プロの一打を紹介します。
RTD Girl’s Fightは、「RTD新春女流戦」の好評を受け、今後の活躍が期待される女流プロと女性タレントを集め、トーナメント形式で行う大会。 予選を12名3組に分け、半荘4回戦のトータルポイントを競います。各組で1位の者3名と、「2位で一番ポイントが高かった者1名」が決勝進出となります。
ウマは10-30。25000点持ち30000点返し。一発裏あり、赤アリのルールでの対局です。
対局者は塚田美紀プロ、古谷知美プロ、山脇千文美プロ、宮城舞さんの四名でした。
今回取り上げる場面は3回戦南4局 ラス目の宮城舞さんの親番です。トップの山脇プロはこの局をあがりきればトップ。既に優位な状況であり、3回戦をトップで終えればほぼ優勝が濃厚になる場面です。
山脇プロは北家でこちらの配牌、ドラはです。この局は役牌を大事にしつつダマテンや鳴きを駆使してなるべくリスクを少なくしてあがりたい状況。しかし手牌がまとまっているため、まずは打とします。
ドラを引き、ドラのくっつきでも塔子が充足します。ここは他家に切られたを切ります。
絶好のを引きいれ、これで一気通貫が色濃く見えます。平和か一気通貫で手役ができるため、役牌のを切ります。
を引き、ドラのを切ります。これはドラ付近を残すとあがりづらくなるという判断でしょう。
を引き、聴牌。立直せずともツモればあがることができるはどちらも生牌ですが・・・?
山脇プロはツモ切りを選択しました。確実な役ありを目指してリスクのない手組をしようという手順と言えます。
上家の塚田プロのをチー。を切ってはあがれませんがの片あがりの聴牌にとります。
これは片あがりであっても一旦端牌で待つ方があがりやすいという判断でしょう。待ちはいつでも変えることができるのですぐにであがれるとき以外は失敗となりません。
手変わりする前に古谷プロからが打ち出され山脇プロのあがりとなりました。
リスクを負わずに早い役あり聴牌を取り逃げ切る鋭い一打が光る一局となりました!