- 骨髄バンクの普及啓蒙を目的とした「骨髄バンクチャリティ大会2016」が開催された。
- 今年も競技プロや著名人など様々なゲストが参加し大会を盛り上げた。
- 募金やチャリティーオークションの売り上げ総額271,119円を支援団体へ全額寄付。
※この記事はノーレート麻雀ネットワークニューロン公式HPの発表を転載したものに、麻雀ウォッチ編集部でタイトル・見出し等を追加して作成しています。
ニューロン代表 池谷雄一氏
ニューロンでは骨髄バンクの普及啓蒙を目的としたチャリティ事業を経年的に行っています。これは2001年にニューロン西日本統括の山口明大が白血病を患い、骨髄移植によって一命を取り留めたことがきっかけで始めた事業です。
2016年度は加盟校での募金活動、友好団体や協賛企業のご支援、そしてメインの東京大会を開催しました。お預かりした募金271,119円は骨髄バンク普及活動を推進する諸団体へ寄付しました。
「継続は力なり」という言葉をかみしめながら、できる範囲で精一杯、山口明大と共に活動をつなげていきたいと思います。イベントにご参加くださる愛好家の皆様。あらゆる面でご支援・ご協賛くださる各団体や企業の皆様。この小さな事業をこれからも見守っていただければ幸いです。今後ともご協力よろしくお願いします。
ルーラー山口プロ
私は2002年5月17日に骨髄バンクを通してドナーさんからいただいた骨髄液により2度目の人生を歩ませてもらっている元白血病患者です。骨髄移植の約3年後、友人たちが私の復帰祝いに麻雀大会をやろうと声をかけてくれました。
ただ、普通の麻雀大会では面白味がないということで、他の競技でも開催されているチャリテイーイベントのような形でやりたいと軽い気持ちでお願いしたのが始まりでした。
当初は30人ほどが入れる小さな会場でしたが、回を重ねるごとに参加者、協力してくださる方たちが増え、今では大会当日には100人を超える方が来場していただけるイベントになり、参加者の中からドナー登録をしてくださる方も出てきました。
発病した当時や闘病中は、死にたいぐらい辛い思いをしました。ただ、今回のイベントで講演してくれた闘病の先輩である宮城くんが、「病気になったことを不運だと思ったことはあっても不幸だと思ったことはない。」と言っていました。
たしかに病気になったことは不運でしたが、今ではそれ以上に幸せなこと、楽しいことを日々感じさせてもらっています。特に、人との出会い、支えてくれる人がいることは自分にとって一番の財産になっています。
自分に出来ることはほんの小さなことですが、今後も仲間たちと協力して骨髄バンクへの恩返しと、今も病気と闘っている仲間への応援を続けていきたいと思っています。当イベントにご協力してくださった方々、そしてドナーさんに対しこの場を借りお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
二階堂瑠美プロ
昨年度から協力していただいている麻雀プロの方たちには、「ゲストという立場ではなく一緒にイベントを作る運営者側として関わってほしい。」ということでお願いしてきました。
そして当日会場に来てくれた関係者。開場前の打ち合わせから、受付、ツーショット写真付き色紙やサイン入りバッジなど新しい企画、昨年から始まった募金箱を持っての会場巡り。普段はいろんなところでゲストとして活躍している「仲間」たちが、同じ気持ちで大会を盛り上げてくれました。また、古くからの恩師に会うこともでき、あらためて縁の大切さを感じました。
毎年、お話しさせてもらっていますが人とのつながり、出会いの大切さ、本当に大事だと思います。一人で出来ることは小さなことであっても、仲間たちと積み重ね、継続することで無限大となります。これからも、「縁」を大切に、「輪」を広げていきたいと思っています。今年もありがとうございました。
浅見真紀プロ
大会への参加は2012年以来の3回目。4年ぶりとなりました。今までにたくさんの麻雀大会に参加していますが、こんなに暖かく、ひとつになっている大会は他にありません。「チャリティ」、「病気と闘うことを広める」という目的があり、それに「麻雀」がツールとして選ばれ、たくさんの人が集まる。本当に素晴らしいことだと思います。
私自身、日々健康であることに慢心しているので…大会中の講演が非常に興味深く、戒めにも感じました。考えなきゃいけないこと、やるべきことってたくさんありますね。
麻雀の方は、根本佳織プロとペアを組んで、なんと優勝しました。てへ。私たちと同卓した皆さんには、募金をお願いしたり、缶バッチを買って頂いたりしていたのでそれが麻雀に影響したのかも…笑
大会に関わった全ての方に感謝です! 私も自分の命、みんなの命について今一度考えるきっかけとなりました。ありがとうございました!
根本佳織プロ
どーも!! 第12回優勝ペア 東場の根本です。ほとんど毎年参加させていただいています。毎年、思うのですが…この大会は本当に良い大会だなぁ~。。。自分にも何か出来ることなぃかなぁ~と、考えさせられます。
運営のお手伝いや、麻雀を打つくらぃしかできなくて、大した事もできなぃケド…。たくさんの方に募金してもらえたり今回は缶バッチにお絵描きできたりととても楽しく過ごさせていただきました。
大会後、講演者のノブさんや大谷さん、荒井さんとも楽しくお話しさせていただきました! (スタッフの特権ですねwww) 荒井さんが始めた雪募金にも遊びに行く事になり、今年こそ、会場に来ているとゆ~献血車でドナー登録をしよう! と決意しました!
今回、優勝したとゆ~のも後押しになりましたが毎年、毎年、タイミングが合わず…。なかなか登録までできなかったのですが来年からは登録済根本でパワーアップして大会に参加したいと思います!
これをきっかけにもっとたくさんの人に献血やドナー登録など声を掛けていこうと。1人でできることは少ないケドチリも積もれば山となる! を信じてこれからも素敵な出会いと楽しい仲間達で続いていく大会になりますようにっ!!
高柳真也 (大会撮影)
先日、家の庭に生まれたばかりの仔猫が捨てられていました・・・私がこの大会に初めて参加したのは もう10年も前になります。ドナー登録してから2回マッチングの機会がありましたが、家族の同意を得られずお断りしてしまいました。
登録を考えている方は、まず自分の大切な方とよく相談していただくことをお勧めします。毎回大会で山口プロがおっしゃっています。「ドナー登録をしてほしいということではない、周りの人に骨髄バンクの事を話して人の繋がりができれば、それが協力の輪になるから」と。
一番身近な人に骨髄バンクの事を知ってもらう。それが最初の一歩だと思います。会場に貼ってあった横断幕に使われていた写真は、私が初めて参加した2006年大会のものです。
仔猫は、この大会で知りあった方に引きとられていきました。参加しているのに骨髄提供を断らなければならず、後ろめたい気持ちで参加したこともありました。人の命に比べたら些細な事と感じられる方もいるかもしれませんが、この大会でつながった輪で仔猫の命が助かった事に自分自身が救われた気持ちになりました。
私は昨年より撮影係を担当しています。これからも自分の撮影した写真でこの大会の事を伝えていきたいです。
2016年度骨髄チャリティ事業報告
参加プロ選手等
二階堂瑠美、ASAPIN、浅見真紀、安達瑠理華、有栖麻理奈、石井あや、河野みのり、来賀友志、草場とも子、Jenn、柴田まや、下山哲也、ジラフ中村、副島さきこ、高田麻衣子、西川舞、根本佳織、バイキング塚本、樋口清香、松田麻矢、矢島亨、山本秋桜里、吉田彩乃、谷誠之
特別講演
大谷貴子、ノブ・ハヤシ、荒井"daze"善正 他
チャリティーオークション出品
蝶野正洋、渡辺洋香、樋口清香、安達瑠理華、来賀友志、西川舞、吉田彩乃、高田麻衣子、柴田まや、山本秋桜里、河野みのり、副島さきこ、ノブ・ハヤシ、㈱アルバン
後援
全国骨髄バンク推進連絡協議会
協賛
㈱ブルードラゴングループ、㈱スリーアローズコミュニケーションズ、田辺薬局㈱、㈱アルバン、マツオカ㈱、カネミツフーズ株式会社、麻雀採用、マーチャオ、月刊麻雀界
募金
総額271,119円を支援団体へ全額寄付
- 全国骨髄バンク推進連絡協議会
- とくしま骨髄バンクを支援する会