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石井あや|沈黙のスナイパーの麻雀熱は2児の母になっても変わらない

石井あや|沈黙のスナイパーの麻雀熱は2児の母になっても変わらない

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これまで数々の輝かしいタイトルを獲得し、人気女流雀士の1人として、麻雀界を盛り上げてきたプロ雀士、それが石井あやだ。多くの女流雀士が日本プロ麻雀連盟所属であった中、意外なきっかけで最高位戦日本プロ麻雀協会に所属した。現在ではママ雀士としても活躍する石井あやとはどのような人物なのか。プロ雀士になったきっかけや麻雀との出会い、その魅力や強さに迫る。

目次

石井あやの基本情報・プロフィールデータ

名前 石井 あや(いしい あや) 
異名 沈黙のスナイパー
生年月日 1981年2月7日
職業 プロ雀士
出身地 福岡県
血液型 A型
趣味・特技 読書
本人公式SNS Twitter
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
プロ入会年 2009年
主なタイトル

第8期プロクイーン
第10期女流最高位
第9回女流モンド杯   夕刊フジ杯争奪第15期麻雀女王決定戦・チーム戦優勝

国立大学出身の女流プロ雀士ということで、デビュー当初はその経歴にも注目が集まっていた石井。在学していた熊本大学では地層や化石についての研究を深め、大学院にも進んだ。石井の麻雀に対するスタンスは、決まった形にこだわらず幅広く知識を取り入れ実践を積み重ねていくというもの。このスタンスは、答えのない問題を追求し続ける研究の日々によって培われたのかもしれない。

経歴

2009年:最高位戦日本プロ麻雀協会に入会
2010年:第8期プロクイーン
2010年:第10期女流最高位
2011年:第9回女流モンド杯優勝
2021年:夕刊フジ杯争奪第15期麻雀女王決定戦・チーム戦優勝(麻雀CABOチーム)

麻雀との出会い・きっかけ

石井の麻雀との出会いは家族麻雀だ。当時は父のひざの上に乗って対局を見ていたという。そこから時が経ち、大学生のときに麻雀を覚えてからというもの、雀荘でアルバイトをはじめる。当時は週に1~2回ペースで徹夜で麻雀を楽しんでいた。接客メインで働いていたが、1年ほどバイトをしたのち、ギャル雀のメンバーとして働き始めた石井。当時は負けが多く、先輩やスタッフから指導を受け、少しずつ腕を上げていった。

大学の卒業が近づき、その後大学院に進むも大学院を中退。「麻雀CABOグループ」で働き始める。この時にプロ入りを勧められ、プロ入りを決意。多くの女流雀士が日本プロ麻雀連盟所属であった中、「最高位という名前がカッコイイから」という理由で最高位戦日本プロ麻雀協会へ。その後は「第8期プロクイーン」「第10期女流最高位」など、プロ入り直後から見事に勝利を飾るなど、勝負強さを遺憾なく発揮している。

石井あやの打ち方や雀風

©最高位戦日本プロ麻雀協会

石井は「沈黙のスナイパー」と言われる通り、ダマテンが多いのが特徴だ。しかしこのダマテンも狙っているわけではなく、打っているときの感覚に左右されることが多いと答えている。最近は雀荘での仕事を主にしている石井だが、その時は特にダマテンにこだわらずにリーチで攻めることも多いそうだ。また、石井はスタイルもこれという決まったものは持たず、良いものをどんどん本番で取り入れて試すと語る。型にはまらず柔軟に対処しているのだ。とは言ってもなかなか本番で試すのは勇気がいる人も多いだろう。まずやってみて、それでよかったかどうか判断を繰り返す、前向きな姿勢が結果をもたらすことにつながっている。

石井あやの対局時の様子

RTD Girl's Fight3 準決勝B卓|2018.5.13

©ABEMA

沈黙のスナイパーらしい、ダマテンで早々に先制点を勝ち取る石井。その後はなかなか手が進まなかったものの、東場終了時2着に位置。このあと、日向藍子が高いアガりを重ね1回戦、2回戦は残念ながら勝利とはならなかった。しかし、3回戦になり状況が変化。リーチ一発の連続アガりを決め、流れを味方につけた石井は東場をトップで終える。南場に入ると激戦状態に。水口美香が追い上げ、石井との点差を500点まで詰めてきた。オーラス時点で石井はトップをキープしてはいるが、3着までの点差が2,200点と誰が勝ってもおかしくない状況になる。ここを何とか聴牌状態で流局まで持ち込み、激戦を制して決勝戦へと駒を進めた。

朝倉ゆかり、岡田紗佳、石井あや、日向藍子が決勝進出 /RTD Girl's Fight3 準決勝A卓 B卓

Princess of the year 2020一次予選グループB|2020.9.4

石井は序盤苦しい展開が続いたが、東4局に赤を活かして打点を上げトップに立つ。ここから流れは変わり、南場に入ったあとも相手のリーチを受けながらも手を進め、最後は自分でアガリ引き寄せるという強さを見せてリードを広げていく。この後は持前のダマテンを活かしながら、さらに加点して勝利したのだった。

石井あやが首位通過 ボーダー争いを巡る最終戦オーラスはまさかの国士無双が放送外の2卓で発生!/Princess of the year 2020一次予選グループB結果

第9回 女流モンド杯|2011.12.22

©MONDO TV

石井にとって初出場となる女流モンド杯。初出場で初優勝を賭けた大一番の舞台だ。序盤東2局で一発放銃をして危うい展開となるも、東4局で裏ドラを乗せ跳満でアガりトップ目に。しかし涼崎いづみがオーラスまでトップを走っていた。だが1戦目石井は大きく点差を広げた状態で決勝2戦目に臨んでいたため、たとえ石井がトップでなくても、優勝を射程圏内に捉えている。しかし、オーラスで石井が決勝戦最大の見せ場を作る。順調に混一色、清一色が見える牌をツモっていき、残り4巡目で混一色の聴牌に持ち込みこれをダマテン。最後に見事アガり牌をツモって決勝戦2試合を完全に制し、女流モンド杯初出場、初優勝を成し遂げた。

第9回 女流モンド杯:石井あやプロが3つ目のタイトル奪取!!

SNSでの評価・評判

母親となってからも、以前と変わらずにプロ雀士としての活動を続けている石井。SNSでは麻雀と子育ての両立を応援する声が目立っている。

麻雀最強戦で見せた逆転の四暗刻は多くの視聴者を魅了し、新たなファンを獲得した。

好きなラーメンをやめられなかったこともあり、妊娠糖尿病の検査に引っかかってしまったという石井。出産後には通常に戻ることも多いが、ファンからは心配の声やアドバイスが送られた。

結婚と第一子出産には多くの人から祝福された。

石井あやのおすすめ動画

敏腕スナイパーの手をも震わせた大逆転の役満

女流モンド杯の出場プロが心に残る一局について語る企画で、ほとんどのプロは自身が出場した対局を選択している。しかし、日向藍子が選んだのは、最高位戦の先輩・石井がオーラスで劇的な国士無双を決めた一局だった。南4局、ラス目に沈んでいた石井の配牌は9種10牌。迷わず国士無双へと向かい、なんと7巡目でテンパイ。土壇場での役満テンパイに手が震えて河の牌が乱れてしまうという一幕もあったが、無事アガって安堵の表情を浮かべていた。日向曰く、逆転トップを掴んだ石井は控室で、「震えたわー」と話していたそうだ。

超高精度!見事な放銃回避と狙いすました一撃

オーラスの親番、石井の配牌には[東]が対子で連荘狙いのポンも十分考えられたが、1枚目をスルーしてメンゼンでの高打点狙い。局は大詰めとなり、トップ目には[1][4]待ちのテンパイが入っている。手牌に[4][4][5]と抱えていた石井もテンパイにこぎ着けたが、[4]を切ってしまえばその時点でゲームセット。実況席の全員が[4]を切って両面待ちにすると見ていたところ、石井は[5]を切っての[東][4]のシャンポン待ちでリーチ。放銃を回避しただけでなく、直後にトップ目が掴んだ[東]を見事に討ち取り12000点のアガリ。スナイパー石井の精密な選択が光った一局だ。

石井あやのニュース・こぼれ話

第2子の女児を無事出産

石井は2021年10月1日のブログで、第二子となる女児を無事出産したことを報告した。長男の出産の時とは違って、今回は翌日に対面することができたそうだ。その時の感想として、生まれたての赤ちゃんのあまりの柔らかさに驚きながらも感動した、という内容をブログでつづっていた。その後、石井のTwitterでは長男・長女ともにすくすくと成長している様子が定期的に報告されている。

早い復帰でママ奮闘

Princess of the year 2021での対局や麻雀店でのゲスト勤務など、出産間近になっても精力的に活動していた石井だが、出産後の活動再開も早かった。出産から2カ月余りでの復帰戦となったのは夕刊フジ杯麻雀女流リーグ2022。いきなりの配信卓で緊張もあったようだが、接戦の末、2着を確保してファンを安心させた。プロ雀士として、そして心強いママとして、石井は今後も活躍を続けてくれることだろう。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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