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~瀬戸麻衣の脅威、山本亜衣の進化~【シンデレラファイト シーズン4 GroupA #3 担当記者・坪川義昭】

~瀬戸麻衣の脅威、山本亜衣の進化~【シンデレラファイト シーズン4 GroupA #3 担当記者・坪川義昭】

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東家:望月涼香(RMU)

南家:陽南まこ(日本プロ麻雀協会)

西家:瀬戸麻衣(日本プロ麻雀連盟)

北家:山本亜衣(日本プロ麻雀協会)

 

♯1.2とはルールが異なり、この♯3では上位

2名がBest16に進出となる。

これまでの戦いとは少し違う戦略が必要となり、選手の新たな一面が観ることができるというのも、シンデレラファイトの魅力の一つである。

東1局

先手を取ったのは、親の望月。

役アリではあるが、序盤から狙いを定めていたペン[7]で積極的なリーチを放つ。

ツモアガリを決めて4000オール。

非常に好感触な滑り出しである。

東4局

瀬戸に絶好の配牌が舞い降りた。

[8]を切って5ブロックに構えたいところだが、678の三色も色濃く見えているため、第一打が難しい。

ここは[七]を切って一旦6ブロック進行を選択した。ツウ好みな一打である。

[⑧]引きで方針変更。タンヤオを強く見て5ブロックへと移行した。

非常にバランスの良い手牌進行で、解説の綱川も『自分が2年目だった頃、この手順は踏めていない。』と舌を巻いて驚く。

流れるような手順で、安目ではあるが[⑨]を引き寄せ1,300-2,600ツモアガリを決めた。

美しい5ブロック進行と6ブロック進行の使い分けで、ベテランプレイヤーのような手順だが実はプロ歴2年目の超若手選手。

とてつもない才能を持った新星が現れた。

南1局

トップ目で親番の望月が二の矢を放つ。

これを決めると、勝ち上がりは揺るぎないものになる。

このリーチに飛び込んだのは瀬戸。

ドラ2枚のイーシャンテンでは、流石に[中]を止める術はなく、7,700点の手痛い放銃となり3着へ転落した。

南1局1本場

更に親の望月は攻め続ける。

瀬戸が放ったドラの[1]を叩いて[南]バックのイーシャンテン。

瀬戸もメンゼンでリーチといきたいところだったが、苦渋のポンテンを入れる。

終盤に望月が[⑧]のトイツ落としを入れ、撤退を選択した。

これだけの加点があれば、後半戦を優位に進められるだろう。

この[⑧]連打を見て、唯一役牌でション牌の[南]を瀬戸が切り飛ばした。

痺れるような一人テンパイである。

南2局2本場

ここまで出番がなかった山本が好配牌を手にした。

既に678の三色が完成しており、一撃を決めて勝ち上がりポジションを奪いたいところである。

[⑧]が自身の目から3枚見えていることもあり、マンズとソーズに狙いを定めた。

こ、これじゃあない。

非常に不満なテンパイではあるが、ヤミテンにして変化を待っているような巡目ではない。

そして、リーチをせずに2,600点をアガっている点棒状況でもない。

意を決して牌を横に曲げる。

あとは、山との捲り合いだ。

最高の判断が、最高の結果をもたらした。

一発で手元に引き寄せたのは最後のアガリ牌。

この2,000-4,000で一気に2着へと浮上した。

彼女の主戦場は実況とレポーターである。

プロ歴5年目にして、雀王戦A1リーグや今期のMトーナメントという大舞台を肌で感じ、いつかあの場所にプレイヤーとして出場することを夢見る。

これまでのシンデレラファイトでは、消極的な選択をすることが多かったと自身を分析し、見事な一撃を決めた。

南4局

相手に背を向けることは許されない親の山本が[発]を仕掛ける。

陽南も[白]を仕掛け、逃げ切りを図る。

互いにテンパイが入り、どちらのアガリ牌が先にいるかの勝負になった。

山本が力無く放った[⑧]に陽南の声がかかり、試合は終了した。

瀬戸麻衣

プロ歴2年の超新生がここで敗退。

既にタイトル戦決勝の大舞台を経験しており、彼女の能力は底が知れない。

来年は本命馬として、シンデレラファイトに参戦し脅威となるだろう。

山本亜衣

惜しくも3着で敗退とはなったものの、自分の弱点を克服し対局に挑む姿は非常に美しかった。

きっと来年、更なる進化を遂げた麻雀をこの舞台で魅せてくれると信じている。

こうして、グループA♯3は望月涼香、陽南まこが勝ち上がりとなった。

敗者の気持ちを背負い、二人は次のステージへ登っていく————

Day1結果レポート

#1,#2観戦記

ぴっぴは麻雀に片想い中。【シンデレラファイト シーズン4 GroupA #1 担当記者・中島由矩】

「反省箇所は…なし!」非の打ち所なしで散った柊なつきの夏物語【シンデレラファイト シーズン4 GroupA #2 担当記者・神尾美智子】

公式HP

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