<日刊スポーツ杯 スリアロチャンピオンシップ2016 1月度>◇22日◇東京・麻雀スタジオ
32名のプロによるワンデー大会「日刊スポーツ杯スリアロチャンピオンシップ2016」の初戦が22日に行われ、金太賢(日本プロ麻雀協会)が優勝した。
決勝戦に勝ち進んだのは、金、原浩明(麻将連合)、小田宏一(麻将連合)、中嶋浩太(RMU)の4名。金は予選を4連勝、準決勝を2着とし、トータル203.0ポイントと2位の原と89.9ポイントと大きくリードして決勝を迎えた。東1局1本場に見事な手順で4000点をツモり、ますます盤石かと思われたが、東4局にラス目の小田が「ホンイツ・小三元・東・リンシャンカイホー」の倍満をツモり、金は親かぶりで逆にラス目に。続く南1局には、親の中島が12000をツモ。三者が逆転するには、金と40000点差をつけたトップラスを決める必要があり、かなり厳しい条件でスタートした決勝戦だったが、ついに優勝が現実的なラインにまで到達した。
さらに中島が南3局にテンパイした金から「リーチ・一発・三色・イーペーコー」の満貫を直撃し、オーラスで中島・原ともに逆転手を入れたものの、アガリには結びつかず金がからくも逃げ切った。
「決勝でもトップを取って、完勝するシナリオを描いていましたが・・・」 終わってみれば辛勝ではあるが、貯金を十分に生かした逃げ切りで、スリアロCS今期最初のチャンピオンとなった。
◇日刊スポーツ杯 スリアロチャンピオンシップ
最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、麻将連合、RMUから総勢32名が集まってワンデーマッチを1月から8月までの8回開催し、各月の優勝者は9月に行われるグランドチャンピオン大会への出場権を得る。出場制限がないため、トップリーグにいない有望な若手やトップリーグの選手まで多数出場し、頂点を競う。予選4回戦を経て、上位8名が準決勝進出、上位4名による決勝で優勝者を決める。