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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第69回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第69回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第一節三回戦B卓

▼対局者
Ⓢ福地誠
ASAPIN
小林剛
石橋伸洋

牌譜はこちら

 次節(11月30日)まで期間が空くので、これまでの対局の中で気になった局面を取り上げていくことにします。

 の差は裏ドラの乗りやすさ。2000点が満貫、5200点が跳満になる可能性が上がると考えると案外無視できない差かもしれません。

 役牌後付け残りのリャンメンチー。がやや薄い、東家に更に加点されてトップが盤石になるのを防ぎたいというのもありそうです。

 先程と似たような仕掛けですが、こちらはうまくメンゼンでアガれた時との打点差がかなり大きいのでスルーしそうです。

 まだ1フーロだけならと手成りで南を切りそうになりますが、こちらはまだ3シャンテン。東家は染め手傾向でないのにを既に切っているので少なくとも1シャンテンでテンパイしている可能性もそれなりにある。南家も仕掛けているとなると仮に1手進んだところで仕掛けに通ってない牌を押せるかとなると微妙。南家がドラアンコの南待ちでテンパイしていることは読みようがないですが、手が進んだところで押せるとは言い難い局面で半歩前から降りることを心がけていると、この手の「事故」を結果的に回避できることが増えます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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