前回の続きです。
・何戦でもよいので毎日打つ
「好きこそものの上手なれ」、「下手の横好き」。対になる諺がありますが、初心のうちは「好きこそものの上手なれ」こそ適切な言葉です。麻雀に関する知識をある程度深めてから打ちたいという方も見受けますが、座学を全くしなくても強くなる人はいますが、その逆はありません。強くなる人は誰しも数多く打っているのです。
数多く打つと言っても、生活事情からそうもいかないという方も少なくないと思いますので、一日一半荘だけでもいいので、天鳳を打つ習慣をつけることをお勧めします。初心の段階というのはそれだけ伸びしろがあるので、実戦をこなすだけ強くなれるものです。
基本的なルール(役や点数計算は完全に覚えていなくてもよい)を押さえて、勝つつもりで打ってさえいれば、数多く打てば誰しもそのうち初段になり上級卓で打てるようになるはずです。そこからは「下手の横好き」にならないように座学も身につけていくことをお勧めします。座学を身につけぬうちに打ち続けると、悪い癖を修正することが難しくなるためです。
とはいえ、やはり座学よりは実戦がメイン。それまで一日打っていた半荘を一回減らして、その時間を座学に当てます。それも完全に理解しようとする必要はありません。とりあえず目を通すというだけで十分です。上級卓向けの内容については、「天鳳本」でも取り上げましたが、機会があればより丁寧にまとめたいですね。
・ 対局中は最後まで諦めない
天鳳に限らず、オンライン麻雀で最初から打てる卓は途中で試合を放棄する方が数多くいます。これは大変もったいないことです。同卓者へのマナーは別としても、勝つうえで途中放棄には何のメリットもありません(これだけ打てるのにここまで戦績が悪いはずがないと思っていたら、その人はしばしば対局放棄をする癖があったという例を実際に見たことがあります。)。
最後まで諦めないと言っても、トップを狙えという意味ではありません。(天鳳は完全順位制なので)、ラス目であれば1つでの上の順位を、ラス目以外なら現状を維持できるだけでも上等です。「麻雀はトップを目指すゲームではなく、与えられた手牌、状況の中で最善を尽くすゲーム。」「天鳳本」の中でも取り上げましたが、このことだけは特に承知していただければと思います。