Q187
もう少し巡目が早ければ打が好みです。
良形変化以外に、ツモなら打で234、345三色両天秤に取れる、
先にを引いてテンパイした場合、→の巡で切る方が待ちが読まれにくい
(→の順だとが面子候補の一部の可能性が高いのでの形が読まれやすい一方、
→ならが浮き牌だった可能性を否定しにくい)というメリットもあるためです。
Q188
単純な受け入れでは雀頭固定が広いですが、リャンメントイツ形を残す方が良形テンパイになる受け入れが多い。
これまでも何度となく出てきましたね。
Q189
打とするとツモで良形テンパイを逃すので、良形テンパイになる枚数だけでも打が勝ります。
雀頭を作りやすい悪形面子候補の中でも、カンチャンイーペーコーと、のペンカンチャンに付属する特徴です。
残り2枚のカンテンパイはアガリにくいとはいえ、打点的に嫌うほどではありません。
つぶやきへのコメント
何切るでドラとだけ書いてあると、表示牌が赤なのかそうでないかが気になりますね。
そういうこともあってか本書ではドラ表示牌を示されています。
Q190
ドラ1あるなら流石に打が実戦的ですが、タンヤオが崩れることも多く、打ならツモが確定三色になるので打点差も結構大きい。
ドラ無しならQ128同様三色狙いとします。
Q191
有名問題。どこで面子を作るか選べる場合は手役面で差が無いかに着目します。
ツモで打リーチと打リーチのどちらがよいかも昔から議論される問題。
一般的には満貫になりやすいように、ツモなら打リーチ、ツモなら打リーチとされることが多いですが、ツモアガリ確率計算機上ではツモでも打リーチ有利で、出アガリの観点からも端寄りのが出やすい(→の切り順というのもある)ことから、ツモでも打リーチを推奨します。
但し打リーチ有利の理由は跳満以上になる可能性が高いからであるため、満貫あがればトップ濃厚といった、点数状況的に跳満以上になるメリットが薄い場合は打リーチでしょうか。
Q192
打なら雀頭ができるツモだけでなくツモでも手変わりになるので打に勝ります。
ノベタンテンパイには取れるのでテンパイを外すのに抵抗があった方もいらっしゃると思いますが、待ちが変わらずに打点が倍増以上する手変わりについては、悪形テンパイが良形テンパイになる以上に手変わりとして強いです。
ノベタンダマにしても三色への手変わりは残りますが、三色にならない場合に安手になりやすいため打点面で劣る。
ツモアガリがきくのでテンパイ外しよりはアガリ率で若干勝るとはいえ、役アリノベタンよりはアガリ率は低いので大差ありません。
手変わりについても、手変わり枚数が十分あれば(6種20枚の完全1シャンテン以上が目安)、手変わり待ち同士の比較ではアガリ率に大差つかないので、よりよい手になる変化で勝る選択の方が有利になります。
つぶやきへのコメント
「牌効率」を手作りのごく基礎的な内容に留めればその通りかもしれませんが、基礎的な内容に留めたがる人が、本書で取り扱っている内容を深く理解しているとは思えません。
明確な定義が存在しない以上、手作りについて知れば知るほど、「できて当たり前」とは簡単には言えないものではないでしょうか。
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