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第133回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第133回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

いつだって娯楽活動…麻雀の対戦に最適な麻雀日和です。今日もじゃんじゃん遊んでいきましょう。

▼雀魂牌譜

東1局2本場

雀魂は遠い仕掛けを多用する打ち手も多いですが対門はフーロ率27%。河が濃く見えていない役牌がダブだけとなると流石に絞った方がよいと判断してしまいましたが、トイツの後付けならポンした時にアガリやすい待ちとして残るリャンメンをいきなり落とすのは不自然。が手役絡みでソーズチンイツか一通とみるところでした。フーロ率が低い打ち手だとしても、親で供託が2本ある時はやや強引な仕掛けを入れることも珍しくないものです。

は上家にトイツで、クイタンドラ3の勝負手になったからとリーチにを勝負して満貫の放銃。この局面になれば放銃もやむなしとみますが、下手に絞るくらいならやらない方がマシということを痛感させられました。

東4局1本場

1メンツも無くアガリにかなり遠い手となれば遠いなりにドラ色のピンズホンイツをみるところですが、が残り1枚だからと安易に打としてしまいました。アガリに遠い段階で単純な枚数が影響することは滅多にないのですが、枚数を数えるだけなら簡単なのでついやってしまいます。「アガれない1000点」と、「アガれない8000点」の比較だと考えましょう。

どうせアガれない手だからとリーチがかかる前の段階でを止めましたが、を重ねていれば切り飛ばしていたところ。それならこのツモで1300−2600のアガリになっていました。結果に影響しないから気付いていないだけで、ホンイツ狙いの手順をこれまでもだいぶ見落としてきたに違いありません。

南2局1本場

くっつきの純チャン。アタマの123三色がありますが、も一通があります。1メンツも無い時は役牌を切らないことが多いですが、数牌も全部手役絡みなら打でしたね。「この牌を切らない」と決めつけず、あくまで牌同士を比較するようにしましょう。

高め安めの落差が激しい純チャン三色平和テンパイ。リーチするかどうか、が出たりツモったりした場合にアガるかどうか。全部で6通り考えられます。局期待値的にはダマで安めを出アガリするのだけは損というデータが出ていますが、局消化が特に大きいと判断するならあり得る選択。「どの巡目、局面でどの選択に切り替えるか」の組み合わせまで考えれば選択肢はまさに無数。この考察だけで一生分の時間を使えてしまいそうです。

ラスのマイナスが大きいルールで、跳満をアガればラス回避安泰。リーチツモ平和でも一応3着を抜けますが僅差。倍満ツモでもトップには届きません。この段階ではダマに受け、はツモってもアガらずフリテンリーチのつもりでした。

12巡目となると手が入ってない他家からダマでも出ない可能性が増え、安めツモをアガらずフリテンリーチをする余裕もないとみてリーチに切り替えましたが、結果的にはここでリーチしなければ西家か北家から高めでアガれていたことでしょう。

14巡目に安めをツモって裏無しの700−1300。しかし自分のツモ筋にが残っていたので、もしアガらずに鳴きも入っていなければ倍満をツモっていました。このアガリで一時的に3着になるも結果的にラス。上手く打っていればトップも有り得たはずなので、何とも悔しい半荘でした。

雀魂-じゃんたま-情報

2019年4月25日にサービスが開始された無料で楽しめるオンライン麻雀サービスです

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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