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【Mリーグ】チーム雷電インタビュー「更に魅せ、勝ちにも執着する。必ず皆さんに恩返しできるよう、来季も力の限り戦います」

【Mリーグ】チーム雷電インタビュー「更に魅せ、勝ちにも執着する。必ず皆さんに恩返しできるよう、来季も力の限り戦います」

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2020年6月23日にファイナルシリーズを終えたMリーグ。日本プロ麻雀連盟の萩原聖人(インスタグラム:@hagiwaramasato_ml)、瀬戸熊直樹@setokumanaoki)、黒沢咲@kurosawasaki)3名のチーム「チーム雷電@RaidenTeam)」はセミファイナルシリーズに進出したものの6位で敗退という結果となった。

大和証券Mリーグ2019 レギュラーシーズン チーム成績
▲80.1(5位)

個人成績
萩原聖人 ▲251.5 (27位/29試合)
瀬戸熊直樹 20.9 (12位/33試合)
黒沢咲 150.5 (8位/28試合)

朝日新聞Mリーグ2019セミファイナルシリーズ チーム成績
▲86.8(6位)

個人成績
萩原聖人 ▲1.2 (9位/3試合)
瀬戸熊直樹 ▲91.3 (21位/6試合)
黒沢咲 45.7 (5位/7試合)

萩原が苦しい戦いとなるも昨シーズン同様黒沢が大活躍でレギュラーシーズンを突破。セミファイナルでも黒沢はプラスを維持したが、萩原、瀬戸熊が苦戦となり今季もファイナル進出はならなかった。

悲願のファイナルまであと一歩届かなかった雷電、どのように今季の戦いを振り返るのか。

チーム雷電インタビュー

──今年は6位でシーズンを終えました。振り返りをお願いします

萩原「無事に終わってよかったなというのが率直な気持ちで、本当にどうなるかわからなかったので、2019年のチャンピオンがちゃんと決まるっていうのは、そこを目標に来年は戦うことになると思いますし、個人的にいえば、ほんとにやれることとやれないことと、結果的にはマイナスで終わってしまって、チームの足を今季は引っ張った形になりました。ちょっと時間も経ってしまって、いろいろ気持ちが希薄というか、そういう風になってしまったのも正直な気持ちなんですけども、時代がどういうふうに変わっていくのか、麻雀という立ち位置がはたして世の中に必要とされているのか。それと誰も口にしなくなったけども今年はオリンピックイヤーで、元々のMリーグのコンセプトがオリンピックを目指しましょうというとことからMリーグが始まったということもありますし、来年も、もしも良い形でオリンピックが東京でやるようなことができていれば、その流れの中にうまく、いきなり競技っていうのも無理なのはわかってますけれども、うまく麻雀、Mリーグがオリンピックと乗れるような形になるような活動はしていきたいなと自分の中では思っています」

瀬戸熊「チームとして、僕はそんなに悲観していなくて、初年度は予選敗退で、2年目の今年は、セミファイナルまで行けたんで、一つ階段を上ってるわけで、そういった意味では3年目が集大成の年になるのかなあと思っています。あとはうちがもし仮にファイナルに進んでた場合は、おそらく黒沢さん不在のまま戦ってたと思うんで、まあ今季は雷電にとっては定めだったかなと思います。ただ、悔しい思いをしたのを間違いないんで、それはチームも3人もそうですし、スタッフもそうですし、ファンの人もそうだと思うんで、その悔しい思いを忘れずに、来季頑張りたいと思います」

──今シーズン、黒沢さんが大活躍したと思います

萩原実はおそらく初年度は、僕が目立ったようで実は雷電は黒沢を中心に回っていたし、今季もまったく黒沢中心で回っていたという、これは本当そうなんですよ。なんか彼女がいてくれることが、すごくチームの中の原動力になって、チームメイトでよかったというか、Mリーグ関係なく、この人とこうやってなんかするのってきっとなにやっても楽しいと思うんですよ。とにかく今は元気で、母子ともに健康で来季のステージに帰ってきてほしいと思ってます」

瀬戸熊「2年連続すばらしい活躍で、チームとしても心強かったし、麻雀界では、子を授かると勝負運が非常に強くなるという言い伝えがありまして、これは諸先輩方もそれを利用してタイトルを取りまくっていたんで、黒沢さん本人もそこを意識していたということもあって、今年取れなきゃうちは取れないぐらいの感じでやってたんですけど、そういった意味では来年、再来年と、2人目、3人目と産んでいただいて、そのへんはツキを味方にしながら、チーム3人で、まあ4人になるかもしれないですけど、また全員で盛り上げていければと思います」

──最後に来季に向けてファンの方へのメッセージをお願いします。

萩原何をすればもっと外に発信できるのか。この間、女流棋士の香川愛生ちゃんとご一緒した席の時に、やっぱり藤井聡太くんは魅せる将棋を打つんだということをおっしゃってたんです。僕、将棋ルールは知ってるんですけど、ほとんど見ないんですけど、それを聞くと、ちょっと藤井くんの将棋見てみようかなって、素直に思ったんです。やっぱり原点回帰だなと。面白い麻雀ってなにかなって。もちろん結果も気にしつつ、自分の中で、次のシーズンまではそんなに長くないですけど、やっぱり本物になるべく、また魅せる麻雀を追及して、そして勝つということを、これを伝えていけば、自然と外に発信できるんじゃないかと思ってます」

瀬戸熊「3人とも魅せる麻雀は、根本にあるんですけども、一人一人魅せる意味合いも多分違ってますし、見せようとしている麻雀も違うと思うんで、そこで僕が求められるのはやっぱり勝ってこそ見せられるものだと思うんで、僕個人としてはやっぱり勝ちに執着して、勝った時が一番いい麻雀を打っていると思うんで、どうしてもラス引いたときはそれなりに反省点もあるし、なんかやらかしてなければラスは引かないわけで。そういった意味で、チームに貢献できるようにしたいです」

黒沢(別途コメント)
「シーズン2年目は、感謝の年でした。11月半ばに妊娠がわかってからは、迷惑をかけるかも…と不安でしたが、チームメイトやスタッフさんが心から祝福してサポートしてくださり、ファンの方々から温かい応援をいただいたおかげで、自分の実力以上のパワーが出たと感じています。ファイナルに勝ち進み優勝するという目標はお預けになりましたが、必ず皆さんに恩返しできるよう、来季も力の限り戦います」

黒沢の活躍もあり初年度より一歩前進してセミファイナルへの進出となった雷電。来季はその先のファイナルまで戦うことはできるか。魅せる麻雀と共に更なる結果を出していけるかに注目が集まる。ファイナルの大事な場面で「雷電の麻雀は、面白いんです!」の決めポーズが見せられるか。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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