2020年6月23日にファイナルシリーズを終えたMリーグ。最高位戦日本プロ麻雀協会の園田賢(@sonodaken)、村上淳(@zunzuntantan)、日本プロ麻雀協会の鈴木たろう(@SuzukiTaro_npm)、最高位戦日本プロ麻雀協会の丸山奏子(@pinpin_maruko)の4名のチーム「赤坂ドリブンズ(@AkasakaDrivens)」は去年の覇者として挑んだ今シーズンレギュラーシーズン敗退という悔しい結果となった。
大和証券Mリーグ2019 レギュラーシーズン チーム成績
▲276.3(7位)
個人成績
園田賢 ▲377.6 (29位/27試合)
村上淳 366.7 (2位/27試合)
鈴木たろう ▲125.6 (14位/26試合)
丸山奏子 ▲139.8 (20位/10試合)
赤坂ドリブンズは開幕からマイナスポイントで推移。今季から参加の丸山奏子が初戦のオーラスで倍満ツモを決めて逆転勝利を挙げるなど見せ場を作ったが、チーム状況はなかなか好転せず、特にエースの園田が大ブレーキ。中盤からは大きく最下位に沈んだ。村上が気を吐き、何度も劇的な勝利を挙げ、最終盤にはPiratesとの6位争いになったが最後は力尽き、7位でのレギュラーシーズン敗退となってしまった。
連覇を目指してスタートしたものの志半ばで敗退してしまったドリブンズ、どのような苦悩が選手達にあったのか。
赤坂ドリブンズチームインタビュー
──悔しいシーズンになってしまいましたが、今シーズン振り返っていかがでしたか
園田「もう悔しいのひとことですね。去年優勝チームとして結果を残したかったんですけど、全然ダメで、結果としてレギュラーシーズンで敗退となってしまったんですが、チームとしても悔しいですし、個人としても敗退の原因の大部分が、僕の大コケが作ってしまったということもあって、すごい悔しい気持ちでいっぱいです」
村上「去年は逆に、園田さんと(鈴木)たろうさんの2人の活躍でファイナルに連れて行ってもらって、おかげで優勝できたところがあったんです。なので今年はもし2人の調子が悪くても、僕がなんとかセミファイナルにと、なんとか貢献したかったんですけど、最終日にコケちゃってね。ほんと悔しい、ずっと悔しいなあと思いながら過ごしていました。やっぱりセミファイナルもファイナルも見るもんじゃなくて、やるところだなと思って見てました」
たろう「去年優勝してとてもうれしかったのに、2年目がこんなにふがいない成績だったので、今ファイナルを見ていてドキドキするんですけど、悔しい気持ちがいっぱいなんで、来年度はもっと気合いれて練習して必ず優勝できるように頑張りたいと思います」
丸山「私にとってMリーグ初年度だったんですけど、想像以上に緊張したり、プレッシャーを感じてしまったところがあって、チームに貢献できないままずるずる終えるという形になってしまって悔しい気持ちでいっぱいでした。次はもっともっとチームに貢献できるように今よりもっと雀力をつけて、チームの人ともっと戦えるように頑張りたいと思います」
──ファンの皆様に向けての来年の一言お願いします
園田「ドリブンズファンの皆様、ほんとがっかりさせてごめんなさい。すみませんでした。来年はですね、がんばりますとは言っても、僕らできることを研究して練習することしかできないので、しっかりシーズンオフ中に、練習と研究をしっかりして、来季頑張りたいと思います。そして勝ちたいと思います」
──今シーズンは4人で戦いました。難しいこと、楽しいことがあったかと思いますが、振り返られてどうでしたか
園田「いろいろあったんですが、やっぱり一番は丸山の加入ですかね、大きな変化として。今までおじさんたちだけで、控室とかでも全然裸になって、すごいだらしない感じでやってたんですけど、丸山が入ったってことで明るくなったなっていうのと、丸山に麻雀をみんなで分担しながらしっかり教えていくんですけど、それを通じて自分たちの練習にもなるなと。本当に細かいんですけど一巡一巡考えてることをノートに書いて、みたいな練習をしてるんですけど、それが自分たちにとってもいい経験にはなったのかなあというのを思っています」
──村上さん個人としては、個人MVPも見える活躍ぶりでした。来季に向けて個人としての一言をお願いします
村上「ずっと言っているんですけど、最初からいた3人、丸山はこれから伸びる子なんですけど、最初からいた3人は他のフィールドでもすでに結果を出してきた3人で、言い方は悪いですけど、強いのは間違いないと思うんです。僕は今年強くなったわけではなく、1年目ちょっと下振れで、2年目はちょっと強くなった、そして2人は1年目は普通で、2年目が下振れだった、まあそれだけです。来年というか今年は、みんな普通だったら普通に優勝すると思うんで、普通以上のツキがくればというのを願って、あとは練習を怠らず、と思っております」
今季は悔しいシーズンとなったものの、自分達の力を信じてしっかり来季に向けて準備する様子が窺えた。赤坂ドリブンズは更なる進化を遂げて、来季のMリーグをもっと面白くすることだろう。