北海道在住でローカルアイドルとの二足の草鞋を履いて活動中の麻雀プロ。それが久保田絢香だ。「雀華絢爛」という麻雀プロとしての異名と「るなしー」というアイドルネームを使い分け、札幌を中心に精力的に活動している。そんな久保田は、2019年の第27期發王戦で名だたるプロを次々と倒し、ベスト16進出を果たした地方在住プロの星だ。そんな久保田はこれまで麻雀とどのように向きあってきたのか、今回はその背景に迫ってみたい。
目次
久保田絢香の基本情報・プロフィールデータ
リーグ戦行って参る?️?‼️
— 久保田絢香???るなしー?️? (@runarion_) April 24, 2022
闘志もえもえ。 pic.twitter.com/53J1z1iYdY
名前 |
久保田 絢香(くぼた あやか) |
異名 |
雀華絢爛 |
生年月日 |
12月24日 |
職業 |
プロ雀士、アイドル |
出身地 |
北海道根室市 |
血液型 |
O型 |
本人公式SNS |
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所属団体 |
最高位戦日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 |
2016年 |
好きな牌 |
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完成させたい役満 |
緑一色 |
久保田の好きな牌は、バランスがいいと思う牌はとのこと。アイドル好きな久保田らしく、ブログで好きな麻雀牌の神セブンまで発表している。そんな久保田が完成させたい役満は緑一色。大好きながなければ完成させるのが難しい役満ということもあり、非常に「らしい」回答だといえるだろう。
経歴
2016年:最高位戦日本プロ麻雀協会41期前期北海道本部所属でプロデビュー
2019年:第27期發王戦ベスト16進出
麻雀との出会い・きっかけ
久保田が初めて麻雀牌を目にしたのは幼稚園に通っていた頃。祖父が麻雀を嗜んでいたことがきっかけとなったそうだ。久保田曰く、祖父が麻雀で「べらぼーに強かった」のはうっすら覚えているとのこと。しかし、幼稚園児だった久保田プロには麻雀牌というものが理解できず、牌がオレンジ色の背面だったこともあって「サーモンのお寿司みたい」と感じていたそうだ。小学校に上がってからも、家族麻雀に麻雀のテレビゲームと、久保田にとって麻雀は身近な存在であり続けた。そんな麻雀と共に育った久保田が麻雀を目指した背景には、麻雀の楽しさをもっと沢山の人に知ってもらいたいという想いがあったそうだ。この強い想いを胸に、久保田は今日もエネルギッシュに活動を続けている。
久保田絢香の打ち方や雀風
久保田は攻守のメリハリをハッキリさせるタイプの打ち手だ。序盤の手組みは牌効率優先で構えることが多く、いつでも攻め込める態勢を整える。鳴き仕掛けは多用せず面前で手を進め、リーチを主眼に置いた手組を見せる。その一方で、守備意識も極めて高いのが久保田の魅力。相手からリーチがかかった時は下手に粘ることはせず、安全第一で確実にオリていく。トイツ手・メンツ手の見極めも早いことから、早めに方針を決断し、その方針に従って思い切りよく打ち抜くのが久保田のスタイルといえるだろう。
久保田絢香の対局時の様子
第27期發王戦 4・5回戦 2019/01/20
第27期發王戦を勝ち上がり、4回戦に進出した久保田。相手は坂本大志・松本浩司・設楽遥斗と、全員が最高位戦のA1経験者。難敵揃いのシビアな戦いとなったが、久保田プロは半荘2回勝負の1回戦目にトップを獲得し、見事5回戦に進出した。同日に行われた5回戦も、同卓者に醍醐大(最高位戦)や渋川難波(協会)と、タイトル経験者に囲まれる久保田。それでも半荘3回を必死に戦い抜き、見事2位通過でベスト16。第27期發王戦では、女流プロ唯一の準々決勝進出であった。
第22期女流名人戦 北海道一次本選 2021/12/26
一般の麻雀ファンにもチャンスがある、最高位戦日本プロ麻雀協会主催の女流オープンタイトルが女流名人戦である。久保田が在住する北海道でも、一次本戦が開催された。4人の中で二次予選に進出できるのはたったの1人、しかも半荘3回の短期決戦だ。女流最高位にもなった伊藤奏子も参戦し、厳しい戦いが予想されたが、久保田は懸命に戦った。1回戦でトップを取ると、2・3回戦を2着と3着で終え、見事1位で一次本戦通過となった。久保田は続く二次本戦も突破。2年連続で三次本戦への進出という見事な結果を残したのだった。
SNSでの評価・評判
SNSでは久保田のファン対応の良さやコスプレの可愛らしさが大好評。また、アイドルとしての久保田にも注目が集まっているようだ。
神田にゃおさんにて??
— くまたろう?⭐️? (@opeita) November 3, 2019
るなしー(久保田絢香)さんの落書き❌念願叶ってのサインを貰いました?
麻雀は?️オール2着で終了でした?
るなしーはアイドルでもありプロ雀士⁉️
神対応で麻雀も?️強かった?#るなしー pic.twitter.com/fQKwxXyhEQ
いつでも神対応を見せてくれる久保田にファンからはたくさんの感謝と応援の声が寄せられていた。
TMAF2日目
— KSDDハニ丸⛅⛅まだまだヲタ活大幅縮小中 (@hanimaru8686) June 28, 2019
賭ケグルイ
夢見弖ユメミ…久保田絢香さん(るなしーさん)
蛇喰夢子のお姉さんは匿名希望とのこと(掲載許可はいただきました)
らびさんと3人でいらっしゃったので撮らせていただきました#TMAF2019#TMAF pic.twitter.com/4gRm790n4T
TMAF(洞爺湖マンガ・アニメフェスタ)においてのツイート。久保田はコスプレイヤーとしても活躍中だ。
お休みだったので久保田絢香pに会いに行きました!!!!(∩´∀`∩)?
— 西村聖美(日本プロ麻雀連盟) (@1112345678999ki) January 9, 2022
久々の同卓楽しかったです!!(*’ω’ノノ゙?
一緒にお写真もありがとうございました✨
今月1/16(日)、30(日)もいらっしゃいますよー!!ꪔ̤̮ https://t.co/tCYawO24kI pic.twitter.com/qqxX6ObvoB
同じく麻雀プロの西村聖美(日本プロ麻雀連盟)が久保田のゲストとして訪れた雀荘にプライベートで来店。久保田が麻雀プロからも愛されている様子がうかがえる。
久保田絢香のおすすめの動画
アナウンサーVS麻雀プロ
久保田をはじめ、北海道在住の女流麻雀プロを数多く見られる動画がこちら。企画の内容は、麻雀好きで知られるHTB(北海道テレビ放送)の高橋春花アナウンサーが麻雀プロに挑むというもの。その前に立ちはだかる麻雀プロの1人として、久保田は後半の予選Bグループに参戦。チャイナ服姿の久保田は華やかな雰囲気を纏いつつも、対局に入ればその表情は真剣そのもの。挑戦を受ける麻雀プロとして激闘を繰り広げるのだった。
久保田絢香のニュース・こぼれ話
もう1つの顔は「cosmic★YDK」
久保田には「cosmic★YDK」という、もう1つの顔がある。cosmic★YDKとは、2人組のアイドルユニットだ。北海道を中心に、ライブ活動などを精力的に行っている。実はこのcosmic★YDK、るなしー(久保田)の相方・打越えりさんは麻雀プロではない。それでもcosmic★YDKは、最近になり2人揃っての雀荘ゲストの依頼が増えている。現地では、麻雀プロのるなしーが麻雀初心者のえりを指導する様子も見ることができるかもしれない。
久保田のそっくり美女の正体は?
とある日の久保田のツイートでは、USJを満喫する久保田の様子が見られた。その横には久保田にそっくりな美女が。実は彼女、久保田の実の妹である。久保田同様、北海道で芸能活動をしているようだ。いつの日か、久保田との共演が見れる日を楽しみにしたい。
足オワコン?ハッハッ
— 久保田絢香???るなしー?️? (@runarion_) April 8, 2022
楽しかった❤️ pic.twitter.com/PadJZtHc25
お姉ちゃんとユニバ来た! pic.twitter.com/RA22vGRPDK
— 椎奈(しいな)? ?? (@shina_studios) April 8, 2022
雀華絢爛
久保田絢香には「雀華絢爛」という異名がある。これは、2021年に彼女のツイッターでキャッチフレーズを募集した際に決まったもの。読み方は「じゃんかけんらん」で、豪華絢爛に雀士らしさを追加したネーミングだ。さらには久保田の名前である絢香の「絢」という漢字も使われており、久保田本人はとても気に入っているようだ。「キャッチフレーズに相応しい華やかなプロ雀士を目指して日々精進」すると、久保田は決意表明している。