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馬場裕一|メンチンのバビィは魅せる麻雀で果敢に戦う漢

馬場裕一|メンチンのバビィは魅せる麻雀で果敢に戦う漢

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近年、漫画「咲-Saki-」や「アカギ」の実写化など麻雀作品の映像化によって幅広い世代に麻雀が認知され、新たなファンを獲得している。麻雀の魅力を大衆に伝えたその功績に深く関わっている人物が馬場裕一だ。麻雀に関してありとあらゆる仕事をプロデュースして麻雀の普及に努めている馬場だが、どのような経緯で今の仕事をするに至ったのか。また、対局ではどんな顔を見せてくれるのか。この記事では馬場裕一の過去や気になる雀風などについて掘り下げてみよう。

目次

馬場裕一の基本情報・プロフィールデータ

名前

馬場 裕一(ばば ひろかず)

異名

メンチンのバビィ

生年月日

1959年5月1日

職業

麻雀企画集団バビロン総帥

出身地

東京都

血液型

O型

趣味・特技

温泉

本人公式SNS

Twitter
Instagram

麻雀関連の書籍や映像・ゲームなどの企画や制作を行う会社「バビロン」を立ち上げ、麻雀の普及に尽力している馬場。実写麻雀作品の制作現場における闘牌指導では、演者さんにただ打ち方をレクチャーするだけでなく、麻雀を好きになってもらえるような指導を心がけているそうだ。麻雀の魅力を伝えたい、多くの人に麻雀をしてほしいという思いは人一倍強く、一般の方々が年間を通してリーグ戦を行う「Good Player’s Club」という麻雀サークルの副代表も務めている。

経歴

1999年:有限会社バビロンを設立
2010年:近代麻雀オールスター最強戦優勝
2011年:麻雀最強戦2011ファイナル出場
2017年:麻雀最強戦2017ファイナル第3位
2021年:麻雀最強戦2021ザ・リベンジ出場

麻雀との出会い・きっかけ

馬場プロと麻雀の出会いは中学生の時で、友人の母に教わったことをきっかけに麻雀の魅力にハマったそうだ。しかし、当時は周りに麻雀を打てる友人が少なかったため対局の機会には恵まれず、同じ頃に創刊された近代麻雀を読むことで麻雀愛を深めていったという。高校生になった馬場は近代麻雀が書店に並ぶまで待ちきれず、少しでも早く読みたいと雑誌に記載された住所を頼りに発売日前に竹書房を訪ねたそう。その熱い思いと行動力に驚いた当時の社長が編集部を案内し、後にアルバイトとして働く運びとなった。

大学に進学した馬場は、その頃は選抜制だった最高位戦Bリーグ予選への出場の機会を得て勝利を掴む。若干20歳で当時最年少の現役大学生プロ雀士となり、麻雀界を驚かせることとなった。その後、編集やライターの仕事をしていくうちに裏方が性に合っていると思うようになった馬場プロは、1999年に麻雀企画集団・有限会社バビロンを立ち上げた。麻雀ゲームの監修や闘牌指導などその活動は幅広く、様々な形で麻雀の魅力を大衆に伝えており戦術本も多数執筆している。

馬場裕一の打ち方や雀風

「メンチンのバビィ」の異名の通り、馬場は染め手を得意とし高打点を狙う攻撃型の雀士だ。その雀風は勝ちを追い求めるだけでなく「麻雀ファンを増やす、魅力的な世界を見せるのがプロ」という馬場の信念からくるものだろう。どんな配牌でも可能性を見出し、最後までアガリを目指す姿からは高いプロ意識が感じられる。見る者をワクワクさせ、思わず惹き込まれる対局を繰り広げる馬場の麻雀は見ていて非常に魅力的な麻雀であるはずだ。

馬場裕一の対局時の様子

麻雀最強戦2011 2011/11/23

2011年、馬場がファイナルに出場した麻雀最強戦で美しい染め手を見せた対局がこちら。東四局、配牌では6枚だった萬子を順調にツモってきた馬場は、3巡目にして[⑤][⑥][⑦]となっていた筒子の面子を崩す決断をする。完成した面子を潔く崩す馬場の選択は見事のひとこと。その後、ゆっくりと、しかし確実に萬子を引き入れて[白]も暗刻にし聴牌すると華麗なツモアガリを披露し、ツモ・ホンイツ・白の8000点のアガリを決めた。その美しいアガリに会場からは大きな拍手が送られるのだった。

麻雀最強戦2017 2017/4/16

馬場が激戦を制してファイナル出場の切符を手にした「麻雀最強戦2017男子プロ代表決定戦 豪傑大激突」での対局をご紹介。トップと6800点差の3着で迎えたオーラス、南家の馬場は3巡目で[南]を対子にして勝機を見るが、3枚目をツモれないまま親からのリーチが入ってしまう。馬場は打点のタネである[南]を切り一旦迂回するも、その間にドラを2枚引き入れ雀頭に組み替えた後に逆転のリーチをかける。これを見事にツモり、裏ドラも乗せてリーチ・ピンフ・ツモ・ドラ3の14600点アガリで大逆転勝利を掴んだのだった。

麻雀最強戦2017ファイナル 2017/12/10

麻雀最強戦2017ファイナルの決勝卓で馬場が驚きのアガリを披露した。親番の南三局、中盤にカン[7]待ちで聴牌するが、安くアガるつもりはない馬場は三色への変化を期待してダマテンで様子をうかがう。しかし、なかなか有効牌が入らずライバル達もテンパイをいれる中、アガリ牌の[7]を引いた馬場はなんと[8]を切ってさらなる高打点を狙ったフリテンリーチ。実況から驚きの声が上がり「こういう男ですよ。」と期待が高まると、その期待を裏切らない一発ツモを決めた。この日の最終順位は3着となったが、誰もが忘れられない対局を魅せてくれた馬場だった。

SNSでの評価・評判

SNSでは、馬場の人柄や麻雀に対する造詣の深さを称賛するツイートが数多く見受けられた。

気さくな人柄でファンとの写真なども快く応じている馬場。Twitterでもファンとの交流を大事にしているようだ。

普段は裏から麻雀界を支えている馬場だが表舞台での活躍も数知れず、その果敢な雀風に憧れるファンも多い。通り名はファンにもすっかり定着しており、皆、親しみを込めてバビィと呼んでいる。

2021年にガン闘病中であることを発表した際には多くのファンが回復を祈ってエールを送った。

馬場の対局の解説は「楽しい」「勉強になる」と人気が高く、対局をよく観戦する麻雀ファンからも定評があるようだ。

馬場裕一のおすすめの動画

もし馬場がMリーグチームを作ったら…?

馬場プロがYouTubeチャンネル「麻雀遊戯王」にゲスト出演し、Mリーグの9チーム目を作るなら誰を指名するかというテーマで独自のドラフト会議を開催した。長年、様々なプロの対局を見てきた馬場プロが選りすぐったメンバーとは。各プロの雀風や経歴なども解説しており、見応えのある内容となっている。軽快なトークも楽しく、馬場チームの実現を望みたくなるおすすめ動画だ。

バビィが語る「染め」の極意

麻雀最強戦の公式YouTubeチャンネルにおいて岡田紗佳のコーナー「おかぴーのココがキキたい!!」に馬場がゲスト出演。「メンチンのバビィ」の所以にもなっている染め手について語った。岡田が戸惑い、思わず笑ってしまう馬場プロの持論に注目だ。華々しく優勝を飾った麻雀最強戦20周年記念オールスター最強戦での鮮やかな染めアガリも見ることができる動画となっている。

馬場裕一のニュース・こぼれ話

「メンチンのバビィ」の名付け親は片山まさゆき先生

「メンチンのバビィ」は長く親しまれている馬場の通り名だが、その名付け親は漫画家として麻雀業界で活躍している片山まさゆき先生だ。2人の出会いは共に学生だった東京六大学麻雀リーグ戦で、やたらとチンイツを狙う馬場さんの姿を見た片山先生が名付けたそうだ。片山先生は自身の作品「スーパーヅガン」などに「ババプロ」として馬場さんを登場させ、ストーリーを盛り上げている。麻雀を通じて出会い40年以上の親交になる2人はそれぞれのフィールドで活躍を続け、今日の麻雀界を支えている。

セガNET麻雀JPの解説音声でも活躍

スマホやパソコンでプレイができる人気麻雀ゲーム「セガNET麻雀JP」は対局に実況や解説音声が入る機能が人気の理由のひとつで、その解説音声に馬場が起用されている。軽快なボイスは対局を盛り上げてくれ、モチベーションが上がるに違いない。音声を聞いただけで馬場だと分かった麻雀ファンもいたようだ。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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