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麻雀企画集団 バビロン総帥 馬場裕一 「プロは『人が喜ぶ』」【マージャンで生きる人たち 第22回】

麻雀企画集団 バビロン総帥 馬場裕一 「プロは『人が喜ぶ』」【マージャンで生きる人たち 第22回】

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1981年、プロ雀士が誕生する以前から、麻雀業界の変遷を目の当たりにし、MONDO麻雀プロリーグや夕刊フジ杯等の映像対局、グッドプレイヤーズクラブ(GPC)といったアマチュアのための大会創設等、麻雀に関する仕事を多角的にプロデュースしてきたバビィこと馬場裕一プロに、麻雀の仕事事情と熱い思いを聞かせてもらった。

馬場裕一(ばば・ひろかず)プロフィール

1959年、東京都生まれ。O型、牡牛座。立教大学文学部入学後、当時史上最年少20歳で最高位戦所属のプロ雀士となる。株式会社バビロン総帥。好きな役は門前清一色。“メンチンのバビィ”と親しまれている。

当時史上最年少、学生プロ雀士の誕生

「麻雀は14歳の時、友達の母親から教わって覚えました。麻雀専門誌『近代麻雀』が大好きで、発売日がホント待ちきれませんでしたね。それで発売前に出版社に行けば、少しでも早く読めるのではないかと考えまして。学ランのまま近代麻雀を買いに竹書房に行きました。竹書房も驚いたんでしょうね。社長が出てきてくれて、編集部にまで案内してくれたんです。しかもそんなに好きなら、そのうちアルバイトをやってみないかとまで言ってくれまして(笑)」

「大学2年生の20歳のとき、最高位戦Bリーグ予選出場の機会を与えられました。当時の最高位戦は応募形式ではなく選抜制だったのです。たまたま運良く勝てまして最高位戦のプロとなりました。これがきっかけで、編集部の要請もあり、東京六大学麻雀リーグを発足。そこで明治大学代表だった片山まさゆきさんと出会うんですね。後に片山くんは漫画家、僕はライターの道を歩むことになります」

会社を立ち上げたきっかけは?

「編集やライターの仕事を通じて、僕は裏方が性に合っているという自覚が芽生えてきました。裏方として、どうしたらプレイヤーが輝ける場所を作っていけるのか。そんなプロデュース的なことも考え始めていたんですね。そんな矢先、最高位戦にいたFさんとYさんの若手プロお2人から、麻雀会社を立ち上げませんか、という提案を受けました。何だか面白そうだなあ、と思ってしまったのが運の尽き(笑)。総勢4人で麻雀企画集団・有限会社バビロンを立ち上げたのです。とりあえずお金は無いけど、企画だけはいくらでもあるという状態でした」

最近増えてきているお仕事は?

「麻雀に関することであれば、ありとあらゆることをやらせて頂いてきましたが、ここ近年は闘牌指導の仕事が増えています。『むこうぶち 高レート裏麻雀列伝』のDVDシリーズ化等、近代麻雀作品の映像化をはじめ、2015年に放送されたドラマ『アカギ 鷲巣麻雀編』から一気に加速し、漫画『咲-Saki-』の実写化でスポ根モノという麻雀の新しい可能性が開花した気がしています」

「監督のニーズやキャストの方がどのぐらい麻雀を知っているか、で様々なやり方がありますが、闘牌指導の仕事が増えた要因のひとつは、バビロンにいるケネス徳田(日本プロ麻雀連盟)のおかげじゃないかなと思っています。彼は短時間で合理的に撮影出来るシステムを作り上げたんですよ。何しろ大学院まで出た理系人間ですからね、無駄を省くのがとにかく巧い(笑)」

漫画「むこうぶち」の闘牌指導でもおなじみのケネス徳田プロ(写真左端)。バビロンでは闘牌指導を中心に担当

 

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