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【麻雀役】タンヤオとは?初心者から上級者までおすすめの理由を解説!

【麻雀役】タンヤオとは?初心者から上級者までおすすめの理由を解説!

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断么九(以下タンヤオと記載)は麻雀牌の中で2~8の数牌だけを使って手牌を揃えると成立する役です。シンプルかつ揃えやすい役であるため、麻雀初心者がまず覚えるべき役の一つといえるでしょう。

出現率が高い、他の役も合わせやすいといった利点も多い一方で、注意すべき点も存在します。

この記事ではタンヤオの条件や初心者におすすめな理由を詳しく解説します。使いどころをしっかり理解し、アガリに繋げたい方に役に立つ内容になっています。

タンヤオとは?

タンヤオは手牌を全て2~8の数牌で揃えてアガると成立する1翻役です。ポンやチーをして揃えることもできるため、簡単に揃えられるのもポイント。条件は使う牌の種類のみで、面子の組み合わせや待ちの形も自由なので麻雀役全体で見ても挑戦しやすい役の一つです。

タンヤオの例
[二][三][四][③][③][③][⑥][⑦][⑧][4][5][6][8][8]

初心者におすすめな理由

タンヤオが初心者に向いている理由はいくつかあります。ここからはその理由を詳しく解説していきましょう。

出現率が高い

タンヤオが初心者におすすめな理由として、その出現率の高さが挙げられます。対局におけるタンヤオの出現率は約22%であり、役全体の中でも上位に位置しています。狙うチャンスが頻繁に訪れる役であるため、初心者でも挑戦しやすいと言えます。手牌を進めているうちに、図らずもタンヤオが成立していた、といったこともあるかもしれません。

覚えやすい

役の条件がシンプルで覚えやすい点も、初心者におすすめできる理由といえます。麻雀には条件が複雑な役もある中、タンヤオの条件は数牌の2~8を使うという牌の制限のみで非常に分かりやすく簡単なものとなっています。面子の種類に制限はなく待ちの形も自由なので、初心者が不安になりがちな役が成立するかどうかの判断も容易にできる点が魅力といえるでしょう。

鳴いてもOK

タンヤオは鳴いても成立するため、初心者でも鳴きを駆使したアガリに挑戦しやすくなっています。麻雀においては自分のツモで手牌が思うように進行しない場合には、鳴きを使ってアガリに向かうという戦術も必要です。ポンもチーもすることができ、対局相手全員から鳴くチャンスがあるという点も初心者にとって心強い点といえるでしょう。また、鳴いて成立させたタンヤオを食いタンと呼ぶこともあります。

タンヤオの上手な使い方

タンヤオは1翻役ですが、使い方によっては高得点に繋げることもでき、素早いアガリを狙うとき以外にも重宝します。ここからは対局におけるタンヤオの使い方をいくつかご紹介します。

早アガリで局を制する

タンヤオは早くアガるために最も有効な役の一つです。特に鳴きを活用した食いタンはツモ以外にも手牌を進めるチャンスが増えるため、絶対にアガりたい場面では重宝します。食いタンでスピーディーにアガることでライバルの大物手をつぶすことができれば、得点以上の価値を持つアガリとなるでしょう。食いタンでの早アガリは単に早く手堅くアガれるというだけでなく、重要な局面で主導権を握るカギにもなり得るのです。

平和など他の役と合わせる

タンヤオは他の役と合わせることで高得点を狙えます。タンヤオと合わせやすい役の代表例としては平和や三色同順、七対子などが挙げられます。

中でも麻雀の基本ともいわれる平和はタンヤオと相性が良い役です。

平和・・・順子︎(1,2,3など、階段状で揃えるパターン)を4つ、雀頭(残り2つの部分)を数字で揃えると成立する役のこと

[二][二] [六][七][八] [②][③][④] [⑥][⑦][⑧] [4][5][6]

麻雀をしていて「メンタンピン」という言葉を耳にしたことはありませんか?この言葉は「メン」は門前でかけることができるリーチを意味しており、「タン」はタンヤオ、「ピン」は平和を意味しています。

これらを組み合わせて鳴かず(リーチ)にタンヤオとピンフを作ることで、一発や裏ドラによる高得点も期待できます。つまり、鳴かず(ポン、チーをせず)、リーチをかけ、2〜8の数字の中で、2,3,4のように階段状で揃えれば高得点に!

このメンタンピンは王道の手作りであり、初心者は特に押さえておきたい組み合わせです。このように、タンヤオは単体では安いアガリになる一方で、他の役との組み合わせやすさを活かして高得点も狙える役なのです。

ドラを使いたい時に

ボーナス牌であるドラは、手軽に得点を高くできる方法として是非とも手牌に組み込みたいものです。しかし、いくらドラが多くてもアガリに結びつかなくては意味がありません。他の役が遠い場合には、手軽に挑戦できる食いタンを意識するといいでしょう。

2014年の麻雀最強戦において、二階堂亜樹が配牌からドラ3という状況で鳴きを上手く活用し、逆転勝利を収めました。対子だった[6][3]をポンし、面子は全て刻子にしたためトイトイもつき、タンヤオ・トイトイ・ドラ3・供託1000点を含めて13000点のアガリとなりました。

タンヤオの注意点

初心者でも覚えやすくメリットの多いタンヤオですが、注意しておくポイントもいくつかあります。ここからは初心者がつまずきやすいタンヤオの注意点を解説します。

片アガリに注意

アガリ牌が複数ある状態で聴牌した際、タンヤオがつかないパターンがある点には注意が必要です。

下の画像ではアガリの形としては[六][九]待ちですが[九]ではタンヤオがつきません。鳴いていて立直をかけることもできない状況のため、必然的に[六]でしかアガれないことになります。このように、一方ではアガれるものの、もう一方の牌ではアガれない状況を片アガリといいます。

この画像では他家から[九]が出るとその1巡のうちに[六]が出ても同巡フリテンとなり、ロンができません。自分で[九]をツモってもアガれず捨てるしかないため、フリテンとなり、この場合もロンができなくなります。[六]を自力でツモるか、手を作り変えてフリテンを解消しないとアガれなくなるので気を付けましょう。

ルールによっては食いタン無効も

ルールによっては、食いタン(副露した断么九のこと)を禁止している場合もあります。一般的には食いタンOKとされていることがほとんどですが、場所や店舗によって異なりますので事前に確認をしておきましょう。

タンヤオでアガリをつかもう

この記事ではタンヤオの特徴や対局での活用法、注意点などについて解説しました。タンヤオは簡単でありながら高得点のカギにもなり得る、活用の幅の広い役です。初心者でも狙うチャンスが多い役なので、積極的に挑戦して麻雀をさらに深く楽しみましょう。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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