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【麻雀役】七対子は「攻めてよし、守ってよし」メリット4選を紹介

【麻雀役】七対子は「攻めてよし、守ってよし」メリット4選を紹介

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「麻雀初心者におすすめの役は?」と聞かれたら、多くのプレイヤーが「七対子(チートイツ)」を挙げるのではないでしょうか。同じ牌を7ペア集めればよいため、初心者でも非常にわかりやすいのがその理由といえるでしょう。攻めてよし、守ってよしの役で、七対子を多用するプロ雀士も少なくありません。今回は「シンプルだけど奥深い」七対子の魅力についてご紹介しましょう。

七対子とは?

七対子はその名の通り、対子を7組集めるシンプルな役です。ただし、麻雀の基本的な役とは異なるだけに、七対子を狙う場合には注意しておくべき点もあります。ここでは、七対子が成立するための条件や点数など、基本的なポイントについてご紹介します。

成立するのは鳴いていない場合だけ

七対子は、門前(鳴いていない状態)でしか成立しません。というのも、ポンやチーをすると3枚組のメンツができてしまうからです。手牌の中に対子が多く含まれていた場合は「鳴かずに七対子を狙う」か「鳴いて対々和を目指す」か、判断に迷うケースも出てくるでしょう。一度鳴いてしまうと七対子には戻れないという点には留意して、鳴きの判断を行いましょう。

4枚使いは対子2組にならない

同じ牌を4枚持っていても「対子が2組」とはみなされないため、[二][二][二][二]のように4枚使いの七対子は成立しません。また、7組の中に[一][一][二][二][三][三]のように一盃口(イーペーコー)の形が含まれる場合でも、七対子と一盃口は複合しません。

2翻役ではあるものの点数は低いので注意

七対子は2翻役ですが、符が25符扱いとなり得点は子が1600点、親は2400点です。「七対子・ドラ2」など4翻となった場合でも、一般的な満貫の8000点ではなく6400点(子)になり、通常の役より若干点数が低くなるので注意が必要です。ただし、5翻以上になれば点数計算は他の役と変わりません。

七対子のメリットとは?

七対子は「攻めてよし、守ってよし」の役です。麻雀の基本的なアガリ形と異なるがゆえの魅力も多く、戦術の幅を広げるために非常に有用な役となっています。ここでは、七対子を狙った場合のメリットについてご紹介しましょう。

七対子のメリット①他の役と複合する

©AbemaTV

先ほど紹介したように七対子は単体では点数が低くなるというデメリットがある反面、ほかの役と複合させることで得点アップを狙えます。画像のアガリは「リーチ・一発・ホンイツ・七対子」。親だった黒沢咲プロ(雷電)は18000点を加え、ラス目から一気にトップ目に浮上したのです。このほか、基本役であるタンヤオも七対子と複合します。ホンイツよりも難易度は低く、リーチしてツモれた場合は満貫になるのも魅力です。このように、他の役との複合による高打点は七対子の大きな魅力といえるでしょう。

七対子のメリット②ドラは必ず2枚

七対子にドラが絡んだ場合、当然のことながらドラは必ず2枚となります。リーチして裏ドラが乗ればさらに2枚が追加されるため、夢は膨らむばかりです。単体では1600点であるものの、点数をどんどん伸ばしていける可能性を秘めているのが七対子なのです。ドラがない状態からでも「リーチ・ツモ・七対子・裏ドラ×2」で跳満を作りやすいのも七対子の魅力。

オーラスを迎えた時点でトップまで跳満以上のアガリが必要なときは、積極的に七対子を狙ってみるのもいいかもしれません。

七対子のメリット③待ちを決められる

七対子でテンパイすると必ず単騎待ちになるため、アガれる牌は3枚です。これに対して両面待ちなら8枚。枚数的には不利ですが、七対子ならではの利点もあります。それは、リーチするまで待ち牌を自由に変えられることです。一見安全牌と推測されそうな牌を狙い撃ちしたり、他のプレイヤーが捨てそうな字牌で待ったりすることができるのも他の役にはない利点といえるでしょう。

七対子のメリット③守備もしやすい

七対子は破壊力を秘めた役である一方、ディフェンスにも適しています。

一般的な役の場合、相手のリーチに対して[一][二][三]から安全牌の[二]を抜いてしまうと、自分がアガれる可能性はグッと下がります。しかし、七対子の場合は対子1組を崩してもほかの牌が重なればよいので、小回りが効いて「復活」しやすいのです。さらに、対子の1枚を安全牌として切った場合、次巡も同じ牌を捨てられます。安全度の高い字牌などで確実に2巡しのげる点も、七対子が守備に優れるとされるゆえんとなっています。

七対子のメリット④ダメもと作戦

配牌を見た瞬間に「アガるのは無理そう」と感じたことはありませんか?

それでもアガリを目指して形を作り、ようやく手が整ったと思ったら放銃。そんな「麻雀あるある」を避けるためにも七対子は有効です。

七対子は数牌の真ん中でも、一九字牌でも、2枚重なればOKです。これを利用して、後々危険牌になりそうな牌は序盤から捨てることができます。残した牌がうまく重なっていけば七対子を目指し、重ならなければ安全牌として使うというわけです。配牌が悪く、引き気味に戦いたい局にも七対子はマッチしているといえるでしょう。

七対子の持ち味を生かして雀力アップを

今回は七対子の条件やメリットについて紹介しました。「跳満」「倍満」といった高打点の可能性、守備も兼ねた汎用性など、七対子は麻雀を対局の中で極めて戦術的に利用できる役です。

基本的な役とは一線を画し、独特な魅力を兼ね備えた七対子。そのメリットを最大限に生かして、雀力向上に役立ててみてはいかがでしょうか。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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