RMUリーグ第9節 自戦記リポート(河野高志)
1月15日(土)11時よりRMUリーグ第9節が行われた。
RMUリーグとは、S級ライセンスもしくはR1で優勝したA級ライセンス、またはクライマックスリーグで優勝したB級ライセンスのみが所属することができるプロリーグであり、RMUの最高峰リーグとして位置づけられている。年間10節40半荘を行う。(※人数が4の倍数に満たない場合、ランキング最上位者を補充する場合がある。)
残り2節を残し現状のポイントは以下の通り。
【第8節までの成績】
阿部 孝則 +124.7
多井 隆晴 +103.1
河野 高志 +72.6
藤中 慎一郎 ▲312.4
三つ巴の戦いとなった今期のリーグ戦。最後の最後まで目が離せない戦いになるのか?
もしくは脱落者が出るのか?
私がいつも感心するのは、多井隆晴プロの集中力と阿部孝則プロ(以下敬称略)の粘りだ。
多井に関しては業界トップクラスの理論派である反面、勝負師(ギャンブラー)としての感性も持ち合わせている。
阿部は「寡黙な王者」の名が表すように、常に冷静に最善の手を模索する。もしくは模索する努力をする。
私に関しては、今期は観戦者には淡白に写るのではと思う。確かにここ近年の私はモチベーションの問題やら、年齢適な問題やらで淡白になっていたことは否めない。
が、今日の戦いには思うところがあって臨んでいる。
藤中は荷が重いとは私は思わないのだが、彼本来の実力を出し切れていないのだろう。
さて、詳しい戦いの内容はRMU公式サイトのリポートをご覧いただくとするが、今日もやはり多井の集中力がすばらしい。1戦目を圧勝し2戦目も突き抜けた!!かに思えたが阿部がメンホン、イーぺーコー一手変わりでチンイツの手を地獄待ちのドラ単騎で多井から12000を直取る。
この状況で多井から討ち取れる阿部がもの凄いのは当たり前だが、このを「何かを感じたのだから切っちゃ駄目だよな」と言う多井ももの凄い!!
多井が50ポイントオーバーのプラスで一度は首位に立つも、阿部も少ないチャンスを活かし、辛くも首位をキープした。
私に関しては、最終節を面白くするためにも食らいついていかなければならないところ、国士無双とドラなしのチートイツしか狙えない状況が続きずるずると後退してしまった。
残り1節半荘4回を残して、一騎打ちの様相となった。
【第9節終了時の成績】
阿部孝則 161.2
多井隆晴 157.6
河野高志 ▲8.5
藤中慎一郎 ▲322.3