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小さな背中にいっぱい背負って 麻雀の神様に会いに行こう【シンデレラファイト シーズン4 BEST16GroupA #1 担当記者・中島由矩】

小さな背中にいっぱい背負って 麻雀の神様に会いに行こう【シンデレラファイト シーズン4 BEST16GroupA #1 担当記者・中島由矩】

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【問題】この数字は何を示しているでしょう?

高島芽衣 17

小西雅 6

内村翠 5

石川亜利沙 3.5

【解答】麻雀歴(年数)

高島・小西は、4年連続の本戦、対する内村・石川は前回シーズン3の予選finalで敗れ、今回が初の本戦出場となる。またこの試合は、4人とも所属団体が異なり、それぞれ団体の看板を背負った戦いでもある。

最初にリードを奪ったのは、麻雀歴5年で連盟の内村翠。東1局0本場に、ツモると三暗刻になるリーチを打つと、高め3000・6000となる[白]をツモアガリ。幸先の良いスタートを切った。

点棒を持った内村は、さらに他家を翻弄する。

東3局0本場、2巡目に[三]を河に放ち、

[発]を仕掛けて、マンズのホンイツをテンパイ。

放銃した石川は対局後、「ホンイツに見えなかったです…。」と肩を落とした。

麻雀歴6年で最高位戦の小西雅も、すかさず反撃に出る。

東4局0本場、[白]を暗刻にすると、[8]ポンから仕掛け出し、

上手くソーズに寄せて、最後は[3]をツモアガリ。1300・2600を加点した。

麻雀歴が17年にもなる協会の高島芽衣は、南1局の親番で大物手を成就させる。

石川と小西が仕掛ける中、[一]を暗カンすると、新ドラになった[九]と役牌の[中]のシャンポン待ちで先制リーチ。

すでにダブ[南]・ドラ・赤の8000で[⑥][⑨]待ちテンパイを入れていた石川は、この[中]を押さざるをえなかった。裏ドラこそ乗らなかったものの、12000の放銃。麻雀歴3年半である石川の、端正な顔が歪む。

持ち点は4300となり、ラス即脱落のシンデレラルールが、石川の両肩に重くのしかかる。南2局の親番を、ゆっくりやらせてもらえる道理はなかった。

南2局0本場は、小西が役なしでツモのみアガれる形からツモアガリ。500・1000で局を消化する。

石川亜利沙は唯一、麻将連合所属のシンデレラだ。麻将連合代表で、永世将王でもある忍田幸夫さんに導かれ、プロの門をたたいた。入場の際には通称「ミューポーズ」で、団体愛を示す。

たくさんの先輩たちに可愛がられ、セットをして教えてもらい、このBEST16進出をみんなに喜んでもらった石川。

展開が向かず、めくり合いに競り負け、幾度となくライバルのアガリ牌をつかまされた。そんな失意の中でも、麻将連合の先輩たちに恩返ししたい一心で、石川は運命に抗う。どんな厳しい条件でも、諦めるわけにはいかない。最後の1牌までは。

そんな石川の気持ちに、牌が応えてくれ始めたのは、なんと南4局0本場のことだった。遅いぞ、麻雀の神様。

【南4局0本場】

東家・内村翠 47700
南家・高島芽衣 20600
西家・石川亜利沙 2300
北家・小西雅 29400

石川は、ラス抜けのために、倍満のツモアガリが必要だ。倍満をツモらないと敗退する、というところまで追い込まれてしまった。トップ目の内村が親番で、連荘は望めない。この1局にすべてをかける。

ここにきて、赤赤の配牌をもらう。この手が倍満になるとしたら、リーチ・ツモ・チートイツ・赤赤・裏裏や、リーチ・ツモ・三色同順・赤赤・裏裏などがイメージできるだろうか。石川は、熟考の末[中]から切り出していった。

道中、567の三色同順を目指す石川にとって、命綱とも言える4枚目の7pが場に放たれた後、ツモ[④]をとらえてテンパイを果たす。三色同順はもうない。一発ツモなら裏1、そうでなければ裏裏条件のリーチで一縷の望みにかけたものの、

裏ドラを見るどころか、たった1枚すら牌に触らせてはもらえなかった。石川がリーチを宣言した同巡に、高島のロンアガリ。それが試合終了の合図でもあった。

同じキャンバスに夢を描いた同卓者たちに、これからますます来る機会が増えるであろう会場に、そして来年こそはガラスの靴を射止めたいこのシンデレラファイトという大会に、深々と頭(こうべ)を垂れ、石川亜利沙は踵(きびす)を返した。来年は、
麻雀歴4年のシンデレラとして、帰ってきてもらいたい。きっと、そうなる。

Best16GroupA♯1でトップを獲得した内村翠は、SemiFinal進出1番乗りを果たす。インタビューでは、「いい配牌が来ていたし、これでトップ取らなきゃヤバかった。」と振り返った。筆者は昨年シーズン3の予選finalも観戦したが、その時よりもいっそう洗練された印象だ。

2着の高島芽衣と、3着の小西雅は、♯3へとコマを進める。2人とも麻雀が大好きで、このシンデレラファイトを黎明期から盛り上げてきた功労者でもある。次もきっと、多くの視聴者を楽しませてくれるだろう。

麻将連合からただ1人、この舞踏会に参加した石川亜利沙は、ここまで。大舞台・強豪相手でも、十分戦えるという手応えはつかんだはずだ。勝った時とはまた別のメッセージも、受け取っているかもしれない。

一夜にしてニュースターを生む土壌、長い年月をかけて頂を目指し精進したくなる魅力、その両方が、麻雀にはある。

それにしても、石川の一発ツモは何だったんだろう。そして裏ドラは何だったんだろう。麻雀は、長くやっていれば勝てるのかな。筆者は34年やっているけど負けてばかりだ。

そこんとこどうなんだよー、麻雀の神様ぁ!

Day5結果レポート

#2,#3観戦記

羽月の表情を一瞬たりとも見逃すな【シンデレラファイト シーズン4 BEST16GroupA #2 担当記者・神尾美智子】

儚く散った二人の光【シンデレラファイト シーズン4 Best16 GroupA #3 担当記者・坪川義昭】

公式HP

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