<麻雀最強戦2016 女流プロ代表決定戦 激突!タイトルホルダー>◇25日
竹書房が主催する麻雀日本一決定戦「麻雀最強戦2016」の女流プロ代表を決定する「麻雀最強戦2016女流プロ代表決定戦 激突!タイトルホルダー」が25日に行われ、茅森早香(最高位戦日本プロ麻雀協会)が優勝してファイナル進出を決めた。
A卓に登場した茅森は、3着で迎えたオーラス、親の魚谷侑未(日本プロ麻雀連盟)に5800点(南・ドラ2)を放銃し一旦ラスに転落したものの、同二本場に魚谷から8000点(リーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1)を直撃して2位に浮上し、逆転で勝ち上がった。
決勝戦では東4局の親で他家を押さえつけるリーチをかけたが、佐月麻理子(日本プロ麻雀協会)の追いかけリーチに12000点(リーチ・白・ドラ4)を放銃し、ラスに転落した。しかし南2局に5200点(リーチ・一発・タンヤオ)を大平亜季(最高位戦日本プロ麻雀協会)からアガって反撃ののろしを上げると、南3局に2700点(リーチ・ツモ・ピンフ)をツモ。オーラスはトップの和泉由希子(日本プロ麻雀連盟)が31600点、2着の佐月が29100点。3着の茅森は23000点から親の連荘で徐々に差を詰め、二本場で倍満ツモで大逆転を狙う大平から5800点(リーチ・ピンフ・ドラ1)をアガリ、予選に続いてオーラスの大逆転で激戦を制した。
茅森は決勝で佐月に放銃した局面を「まだラス親があったので、終わったとは思わなかった」と振り返ったように、南場の流局以外の全ての局は茅森一人でアガっていた。男子プロに劣らない精神力の強さを見せつけた“天才”茅森は、12月に行われるファイナルで最強位獲得を狙う。
【A卓】
1位 和泉由希子
2位 茅森早香
3位 石井あや
4位 魚谷侑未
【B卓】
1位 佐月麻理子
2位 大平亜季
3位 童瞳
4位 宮内こずえ
【決勝】
1位 茅森早香
2位 和泉由希子
3位 佐月麻理子
4位 大平亜季