柚花ゆうりは2014年日本プロ麻雀協会に入会後、翌年の第2回麻雀ブルエンプレストーナメントで優勝。さらに翌年の第3回麻雀ブルエンプレストーナメントも勝利し、連覇を達成した女流雀士だ。現在は麻雀BarCitrusの店長も務め、ファンとの交流も積極的に行っている。そんな柚花だが、初めから実力に恵まれていたわけではない。上京前には麻雀で負け続け、その悔しさをバネに努力を続けてきた。努力を惜しまない我慢強い性格は、柚花の雀風にも反映されている。今回はそんな柚花の素顔や麻雀との出会い、雀風に迫っていこう。
目次
柚花ゆうりの基本情報・プロフィールデータ
名前 | 柚花 ゆうり(ゆずか ゆうり) |
生年月日 | 1990年6月24日 |
職業 | プロ雀士、麻雀Bar店長 |
出身地 | 新潟県長岡市 |
血液型 | A型 |
趣味・特技 | 料理、キャッチボール、スノーボード |
本人公式SNS | Twitter |
所属団体 | 日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 | 2014年 |
主なタイトル | 第2・3回 麻雀ブルエンプレストーナメント優勝 |
プロ雀士として活動する傍らで、麻雀BarCitrusの経営も行っている柚花。そんな忙しい日々の合間を縫い、TwitterやInstagramなどのSNSで情報発信も行っている。スノーボードやキャッチボールとった、運動神経の良さを覗わせるアウトドア趣味も多く持つ。
経歴
2014年:プロテスト合格
2015年:第2回麻雀ブルエンプレストーナメント優勝
2016年:第3回麻雀ブルエンプレストーナメント優勝
麻雀との出会い・きっかけ
幼い頃から麻雀に触れる機会があったという柚花の原点は、家族麻雀である。柚花も仲間に入れてほしいと思い、叔父に教わりながら、中学生のときに見よう見まねで対局に参加した。高校卒業を機に地元である新潟県長岡市のキャバクラで働き始め、客と麻雀卓を囲む日々を続けていたそう。当時は実力もなく負け続け、22歳のときに麻雀武者修行のつもりで上京を決意。上京当初は仕事もせずに、雀荘巡りに勤しんでいた。
ある日訪れた雀荘の社長の目にとまり、2014年6月に日本プロ麻雀協会の試験を受け、見事に合格。入会後は麻雀ブル エンプレストーナメントで連覇を飾り、私設リーグでも好成績を残すなど華々しい成績を残している。現在は麻雀BarCitrusの店長という顔も持ち、ファンと密接に交流しながらも腕を磨いている。
柚花ゆうりの打ち方や雀風
門前でリーチを掛けてプレッシャーを与える、王道とも言えるスタイルを好む。さまざまな状況に対応できる柔軟性もあるが、腰の据わったスタイルが印象的だ。リズムに乗れない苦しい場面でも表情に出さず、グッと耐えられる我慢強さを持ち合わせている。ひとたびリズムに乗れば打点を高めてリーチをするが、そこでも安直にあがりを求める事はない。出来るだけ良い形でのあがりを求め、場を沸かせる一手を見せてくれる。麻雀を始めた当初に負け続けた経験や、その悔しさをバネに努力をする姿勢は、柚花の雀風にも反映されているのだろう。
柚花ゆうりの対局時の様子
麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 準決勝 2019/4/2
準決勝A卓になった柚花。対戦相手は川又静香・塚田美紀・与那城葵で、2回戦を行って上位2名が決勝進出を果たすことになる。1戦目は塚田が49,600点持ちのトップで迎えたオーラスにて、親の柚花が12,000・7,700・12,000と3連続であがり、決勝進出をほぼ確定させた。
これが柚花の真骨頂とも言える我慢の麻雀で、その上で高いあがりを逃さなかった。2回戦もラスで迎えたオーラスに七対子をツモあがり。断トツの+55.9点で決勝進出を決めた。
柚花ゆうり、与那城葵、涼宮麻由、山本ひかるがプレーオフを制して決勝進出 決勝は4月9日放送 / 麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 準決勝
私設リーグ・Sリーグ 決勝 2019/3/28
朱雀リーグは、最高位戦・協会・RMUに所属している選手が参加し、雀力を向上させる目的で開催されている私設リーグである。現トップ選手や有望な新鋭選手など、多数の実力者が参加する実践形式の研究会ともいえる。そのような強豪ぞろいの中で、柚花は目を見張る大活躍を見せる。5回戦行われる内の1回戦で四暗刻をあがりトップに、2回戦と3回戦は2位、4回戦目で国士無双をあがり、1日で役満2回を和了。2位以下を大きく突き放して、見事優勝を果たした。
協会の柚花ゆうりが2度の役満を決め圧巻の優勝!/私設リーグ・Sリーグ 決勝
麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 第2節予選Aブロック2卓 2018/1/8
この対局こそ、柚花の卓越した能力を表している一戦である。4回戦行う大会の3回戦までを終え、トップ1回と2着2回でまずまずの成績の柚花だったが、総合でトップの涼宮には約45pt差を付けられ、2位で4回戦目を迎えた。
その対局もオーラスを迎え、3着目。そこに柚花にチャンスが訪れる、僅か6巡目で聴牌をした。形はドラ表示牌のカンであったが、ツモって満貫であれば逆転トップに躍り出る場面であった。しかし柚花の選択はリーチではなく、手を伸ばすことだった。結果次のツモでドラのを重ねてリーチ。鳴きで一発は消されたものの、をツモって最高の形で対局を終えることができ、総合でも見事にトップに立った。
柚花ゆうりに学ぶ「最悪」との付き合い方【麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 第2節予選Aブロック2卓】
SNSでの評価・評判
SNS上ではプロ雀士としての評判もさることながら、柚花が店長を務める「麻雀BarCitrus」が好評だ。
プロ雀士と直接話せるということもあり、簡単なレクチャーを受けることもできる。
久々の渋谷citrus🤗
— くまたろう@🍋⭐️🍒⛩🧬 (@opeita) December 30, 2019
柚花ゆうり先生に麻雀🀄️教えてもらっての優勝報告🏆もかねて🤗
ともかちゃんは頭イかれてる美人なので割愛します。
柚花ゆうりさんは愛される人で尊敬します🤗
来年はワイも愛される人になりたいと思います🤗
来年は殆ど来店出来ませんが🥺#柚花ゆうり #citrus #渋谷 #麻雀 #Bar pic.twitter.com/RPOkfXwfTR
多くのプロ雀士がゲストとしてカウンターに立つこともある。
昨日はショウマツDAY参加された皆様ありがとうございましたー!
— 柴田 恵里🐱15日 ウェルカム渋谷店 (@eri_sbt) August 25, 2020
ゲストのお2人はもちろん、お客様も良い人ばかりで、私も楽しくお手伝いさせていただきました(*´꒳`*)🎶
さて今日は麻雀Bar Citrusさんに久しぶりにお邪魔します💕
楽しみ〜(*≧∀≦*)💖💖
よろしくお願いしますっヾ(๑╹◡╹)ノ"💓 pic.twitter.com/VKJugi1g4q
客としてプロ雀士が訪れることも多く、交流の場にもなっているようだ。
今日は仕事帰りに千本松さんとご飯食べてからシトラス行きましたー!めっちゃ楽しかった!1枚目、一筒の間にしんごさんで「いまいしんご」と解読できた方はコナンくんです👓
— 新垣有紗 10/22BarR16〜21時 (@aragakiarisa222) February 21, 2020
#麻雀barCitrus #新人王 pic.twitter.com/1ptkdrZItg
その他にも麻雀BarCitrusに関するツイートが数多く見られる。Citrusはあくまでもバーであり、麻雀卓などは置いていない。自分で打ったことがないという人でも、気軽に入れるお店だ。
柚花ゆうりのニュース・こぼれ話
麻雀仲間が集まるお店「BarCitrus」が休業(8月下旬に再開予定)
「麻雀好きが集まるお店」をコンセプトにしたBarの店長を務めている。6年ほど麻雀店で働いていた柚花だったが、新しい事を始めたいと2018年12月にオープンした。2年かけてやっと軌道に乗ってきた矢先、新型コロナウイルスの影響によって厳しい状況に立たされている。2021年7月現在は休業しているが、8月22日には営業再開予定だ。応援したいという方は、感染対策を徹底したうえで足を運んでみるのはどうだろうか。
【7/12〜8/22の営業について】
— 麻雀×BAR Citrus(シトラス) (@citrus05059920) July 9, 2021
上記の期間は全て店休とすることになりました
時短だけならまだしも酒類提供ができないのはつらいです…
楽しみにしててくださった皆様申し訳ありません
麻雀プロ競輪部にも登場!
YouTubeチャンネルでお馴染みの「麻雀プロ競輪部」に、ゲスト出演した。競輪はやったことがないという柚花が、同じ日本麻雀プロ協会の愛内よしえに教わりながら車券を購入。生放送で予想を披露するなどをし、5月から7月までに2回の出演を果たした。競輪部としての今後の活躍にも、期待が寄せられている。競輪に詳しくないという人でも、柚花と同じように教わりながら観られるのでオススメだ。