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麻雀のフリテンって何?「こんな場合はアガれない」3パターンを解説

麻雀のフリテンって何?「こんな場合はアガれない」3パターンを解説

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オンラインゲームで麻雀をしているときに「アガリ牌が出た!」と思ったものの、ロンのボタンが表示されずにアガれなかった、といった経験はないでしょうか。そんなとき、画面に「フリテン」「振り聴」と表示されていたかもしれません。フリテンは避けた方がよいものとわかっていても、正確なルールまでは理解しきれていないという方も少なくないでしょう。そこで本記事では、フリテンになってしまう条件やパターンについて、わかりやすく解説していきます。

フリテンとは?

フリテンとは、自分の手が進んであと1牌でアガれる状態(テンパイ)になったにもかかわらず、他のプレイヤーの捨て牌によってアガリを宣言する「ロン」ができない状態のことをいいます。ただし、この場合でも必要な牌を自ら持ってくる「ツモ」によってアガることは可能です。

ペナルティが存在する

フリテンになっていることに気付かず「ロン」と宣言してしまうと、手痛いペナルティが課されてしまいます。オンラインゲームではシステム上ボタンが出ないためペナルティを支払うこともありませんが、リアル対局の場合は違います。チョンボとなりペナルティが課せられ、ペナルティの一例として頻繁に採用されるのは、満貫に相当する点数を支払う「満貫払い」というルールです。この場合、自分が子の場合は、子に2000点・親に4000点の合計8000点を支払うことになります。親の場合には、全員に4000点を支払うことになるためその失点は12000点にもなってしまいます。

競技麻雀のチョンボ規定はトータルポイントから「▲20ポイント」や「▲40ポイント」となることが多いです。Mリーグでは▲20ポイントとなります。

フリテンの種類

ゲームの無料写真
フリテンには3つの種類があります。ここでは、それぞれのパターンと注意点を解説していきます。

自分のアガリ牌を捨てている

1つ目のパターンは、アガリのために必要な牌を自ら捨ててしまっている状態です。この場合、他のプレイヤーからロンアガリをすることはできません。また、待ちが2種類以上あるパターンもあるでしょう。リャンメン待ちにくわえて、特殊な多面待ちの場合にはアガリ牌が3つ4つとある場合もあります。この場合、待ち牌のうち1種類でも捨てていた場合はフリテンとなり、ほかのアガリ牌が出た場合でもロンができません。以下からは牌姿を交えて説明します。

自分の手牌
[二][三][四][⑥][⑦][4][5][6][白][白][白][北][北]

自分の捨て牌
[西][中][九][2][⑤][9]

この形の場合、[⑤][⑧]のリャンメン待ちになっています。ところが[⑤]を捨ててしまっているので、[⑤]が他のプレイヤーから捨てられてもロンの宣言ができません。また、同じく待ちとなっている[⑧]でもロンできないという点にも注意しましょう。

リーチした後にアガリ牌を見逃した

2つ目のパターンは「リーチ後の見逃し」です。自分がリーチしている時に、他のプレイヤーが捨てた牌でロンできたにもかかわらずロンしないことを見逃しといいます。この場合、それ以降はフリテンとなってしまい、誰に対してもロンができなくなります。これは、特定のプレイヤーを狙い撃ちしたり、点数が高くなる牌が出たときだけアガるといった行為を禁止するためのルールです。また、自らアガリ牌を持ってきたときに「ツモ」を宣言せず、そのまま切ってしまった場合も同様です。

同巡内に切られた牌ではロンできない

リーチをかけずにあと1牌を待っている状態(ダマテン)で、他のプレイヤーが捨てた牌でロンしなかった(できなかった)場合、同巡内の間に限ってフリテンとなります。このフリテンはリーチ時ここまでの2種類とは異なり、自分の手番が回ってくれば解消されます。

[四][四][四][七][八][②][③][④][⑦][⑦][5][6][7]

この場合、[九]ではタンヤオが成立しないため、ロンアガリが可能なのは[六]だけです。自分の次のプレイヤーが[九]を捨てた場合は役がないためアガりたくてもアガれません。その次の人が[六]を切った場合は、本来ならアガれるところですが同巡内フリテンのルールによってロンができません。ただし、一巡して自分のツモ番が終われば、同巡内フリテンは解消されます。

こんな場合はフリテンに注意!

フリテンになっていないか自分の手を確認する際、特に注意が必要になるのが多面待ちのケースです。ここでは、特に注意が必要になるケースについてご紹介します。

序盤に捨てた一九牌

序盤のうちに「これは要らなさそう」と捨てた一九牌が、後になってフリテンの原因となってしまうことがあります。一九牌とはその名の通り[一][九][①][⑨][1][9]で、いわゆる「端っこ」の牌です。例えば[1][3][5]と持っていて、[6]をツモったことで[1]を捨てたとします。その後に[4]を引き[2]を引くと[2][3][4][5][6]となります。理想的な形の3面待ちですが、序盤に[1]を捨てているためフリテンになってしまいます。序盤に切った牌がいつの間にか待ちになっていた、ということはよくあるパターンなので特に注意して確認しましょう。

待ちの形が複合する場合

多面待ちでも、形が複雑になればなるほどフリテンになってしまうリスクは高まります。その中でも頻繁に遭遇するのが、リャンメン待ちとシャンポン待ちが一緒になった形です。

[二][二][二][三][四][④][⑤][⑥][7][8][9][南][南]

この場合は、どんな待ちになるでしょうか。[二]の暗刻ができていると考えれば、[三][四]の両側の[二][五]待ちとなります。また[二][三][四]を1組とみれば、[二][南]のシャンポン待ちにもなります。つまり[二][五][南]の変則的な3面待ちとなります。ですので、[南]もフリテンの対象となるので気をつけましょう。

テンパイ時にはしっかりチェック!

今回は「フリテン」について説明しました。アガリが制限されるうえに手痛いペナルティの可能性まであるため、マイナスイメージが強いかもしれません。しかし、公平なゲーム進行のためには必要なルールでもあります。そして、どんなに麻雀がうまくなっても発生してしまうものでもあります。リーチと宣言する前に、捨て牌が待ちになっていないかチェックすることを忘れず、思わぬペナルティを受けないように気をつけましょう。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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