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もっと勝つための現代麻雀技術論 第33回 「ヘッドレス形1シャンテン③」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第33回 「ヘッドレス形1シャンテン③」

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暗刻+良悪に受けられる1シャンテン

 ドラ

  悪形の面子候補と、多メンチャン形を作る浮き牌との比較。打として面子候補を2つ残すほうが受け入れ枚数は多いですが、良形テンパイになる受け入れ枚数では打の方が勝ります。

 アガリに近い段階の受け入れ優先(手作りの法則3)の原則通り打(ツモで打)とします。ヘッドレス形の場合、基本的に雀頭を作りやすい浮き牌は悪形の面子候補より残します。

  ドラ

 ただし、面子候補も雀頭を作りやすい場合は注意が必要です。今度は打としても打としても良形テンパイになる受け入れ枚数は同じ(打はツモ、打はツモで良形テンパイを逃す、共通の受け入れはどちらも良形なので裏目を比較。)。悪形とはいえテンパイになる受け入れで打の方が勝ります。

  とはいえ、同じ良形とはいえ、待ちと待ちなら、枚数でも他家からの出やすさ(暗刻があるのでが使いにくい)でも後者有利。これなら場況によっても判断が変わりそうです。 

 ドラ

 今度は打とするとツモ、打とするとツモで良形テンパイを逃すので、実は打とした方が良形テンパイの枚数でも勝ります。

 一見自分で1枚使っている悪形待ちになるのは苦しいとみて悪形を落としたくなる形ですが、雀頭が無い場合は雀頭を作りやすい67889の形(ペンカンチャンとも呼びます)の価値が上がるうえに、手をつけるロスが大きいので残すことが多くなります。66788のようなイーペーコーを含むカンチャンの場合も同じことが言えます。

  良形テンパイを確定させようとして、良形テンパイになる受け入れ枚数そのものを減らしては本末転倒です。「イマイチな手になるツモを嫌う」と考えるとこの手の誤りを犯しがち。あくまで、より「よい手」になるツモを優先です。

  ドラ

  ピンズの形が3メンチャンなら今度は面子候補落としで問題ないです。

 今回はタンヤオがあるので打としますが
のようにタンヤオがつかない場合は、テンパイを逃すツモでも暗刻+良良の形になる打とする手が残り、守備的にもが残る方がよいので打でしょうか。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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