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もっと勝つための現代麻雀技術論 第34回 「ヘッドレス形1シャンテン④」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第34回 「ヘッドレス形1シャンテン④」

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暗刻+悪悪に受けられる1シャンテン 

 ドラ

 悪形面子候補2つの場合だと、面子候補を落としてももう一方の悪形が面子にならなければ良形テンパイになりません。打として悪形が面子になった場合も、単騎待ちなら良形への変化も豊富です。これなら打とします。

 より「よい手」になるツモ優先とはいえ、1種の特定の牌をツモった時にしか「よい手」にならないのであれば、「特定の牌をツモらなかった時に有利になりやすい」(今回はテンパイしやすい)方を優先する場合が多いです。(これも、「共通のツモを比較」と合わせて押さえておくといいと思います。)

 ピンズがのような3メンチャンなら、今度は受け入れ枚数にも大差ないので面子候補を落とします。 

 ドラ

 こちらも暗刻+悪悪に受けられる1シャンテンですが、今度はピンズの浮き牌(4連形)を残すと、雀頭を作りやすい面子候補ができてより手広く、良形テンパイにもなりやすくなる変化が豊富。

 この場合は面子候補を落とします。順子にくっついているマンズカンチャンと、ソーズカンチャンの比較になりますが、実はテンパイする受け入れ自体は、ツモでもテンパイする打の方が多いです。

 しかしピンズが変化した場合は打の方が手広くなり、テンパイを逃すツモでもくっつき1シャンテン。ここでも、「共通のツモを比較」で基本は打に分があると判断します。 

浮き牌ドラと面子候補の比較

 ヘッドレス形1シャンテンで浮き牌ドラがあるなら、最も「よい手」になる受けはドラ重なりのテンパイ。直接ドラを使い切ることができるので、手変わりが必要な2面子形1シャンテンに比べればドラを残すことが増えます。

 しかし、「テンパイするまでドラを切らない」というのもやり過ぎです。ここでも先ほど申しましたように、1種の特定の牌、つまりこの場合はドラをツモった時にしか「よい手」にならないのであれば、「ドラをツモらなかった時に有利になりやすい」方を優先というのが一つの目安になります。

  ドラ

 この手牌なら受け入れ枚数で大差ですし、良形の面子候補が面子になってテンパイした場合も、リーチ平和とリーチドラ2のドラ単騎待ちなら、ドラ単騎のあがりにくさもあり前者が有利なのでドラを切ります。 

 ドラ

 これならツモでドラ単騎テンパイの方がよいのでピンズのペンチャン落とし。「共通のツモを比較してペンチャン落とし」と考えてもいいですね。

  ドラ

 123の三色もあるので打点でも大差なし。ドラ切りで手広く受けます。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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