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もっと勝つための現代麻雀技術論 第105 回 「タンヤオ片アガリの鳴き判断②」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第105 回 「タンヤオ片アガリの鳴き判断②」

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 今回は+悪形面子候補の高めタンヤオ1シャンテンの鳴き判断を考えます。タンヤオ片アガリ悪形残りのケースについてはシミュレーションによる比較がされてないので、これまでの結果から推測することにします。

 タンヤオ確定のリャンメン+カンチャン1シャンテンの鳴き判断については第95回でも取り上げていませんでしたが、カンチャンを鳴いてリャンメンテンパイの場合はドラの有無に関わらず1巡目でも鳴き。リャンメンを鳴いてカンチャンテンパイになる場合でも分岐点はドラ0、1で5巡目、ドラ2で3巡目、ドラ3は1巡目でも鳴きます。平和がつく場合や、変化しやすいカンチャンの場合は若干スルー寄りにはなりますが、それでもリャンメン+リャンカンの場合よりはだいぶ鳴き寄りになります。

 上の牌姿はツモでタンヤオにならないので、を鳴く分岐点はタンヤオ確定のケースより早くなると考えられます。は鳴くと片アガリテンパイになるのでチーの場合よりアガリにくくなりますが、スルーすると1枚切れカンチャンが残りをスルーした場合より形が苦しくなることから、分岐点は大体同程度でしょうか。よってドラ0、1なら3巡目程度、ドラ2以上は1巡目でも鳴きと判断します。

 

 を鳴くとリャンメンテンパイに受けられる場合に、鳴いてカンチャンテンパイになる場合に鳴く分岐点は第95回で申しましたように、ドラ0、1で8巡目、ドラ2で4巡目、ドラ3は1巡目でも鳴き。ツモでタンヤオにならない分今回も鳴く分岐点は早くなると考えられます。ドラ0、1なら6巡目、ドラ2なら2巡目、ドラ3なら1巡目でも鳴きというところでしょうか。

 については片アガリにならないのでの場合よりアガリやすく、スルーすると1枚切れカンチャンが残ることは同じなのでドラの有無に関わらず1巡目でも鳴きます。

 

 タンヤオ確定の場合、鳴いて良形テンパイになる場合に鳴く分岐点はドラ0、1で4巡目、ドラ2以上は1巡目でも鳴き。鳴いて悪形テンパイになる場合に鳴く分岐点はドラ0、1で10巡目、ドラ2で8巡目、ドラ3で3巡目。ツモでタンヤオにならない分、を鳴く分岐点は早くなると考えられるのでドラ0、1で8巡目、ドラ2で6巡目、ドラ3は1巡目でも鳴くというところでしょうか。

 を鳴いて片アガリになる場合はを鳴いた場合よりあがりにくく、スルーしてもの場合と違い受けが苦しくならないので、を鳴く場合に比べて分岐点は1巡程度は遅くなるというところでしょうか。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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