今回はノーチャンスについてです。
例えば、が4枚見えている場合、
で当たるとすればカンチャンかシャボか単騎なので、当たるパターンはスジ28と同じ、
が4枚見えている場合は、
で当たるとすればシャボか単騎なので、当たるパターンはスジ19と同じです。
つまりノーチャンスになってリャンメンには当たらない場合、4枚見えた牌の隣はスジ19、1つ離れた牌はスジ28と同程度の危険度であると言えます。
スジの時と同様に、4枚見えた牌をリーチ者がリーチ宣言牌以前に切っているのであれば、当たるとすれば3枚からなる悪形面子候補を2枚からなる面子候補に固定していることになりますから、手順として考えにくい分なおのこと安全になります。
ノーチャンスは、同じ牌が4枚とも見えていることを確認する必要があるので、見落としが起きやすいです。特に、が4枚見えて、リーチ者が
を切っている場合の
のような、内側の牌がノーチャンスになる場合は注意が必要です。
ベタオリだけでなく手作りのうえでも、「場に多く見えている牌」は重要な情報です。場全体を見て局面を正しく認知するのは難しいという人は、まず、「場に多く見えている牌」だけでも意識するようにすることをお勧めします。
と赤でない
があったら基本的に
を残すので、リーチ宣言牌までに
を切っている他家が
を持っている可能性は低いので、実質的に4枚見えとして扱うことができます。(赤5が各色に1枚ずつのルールの場合)。
や
頭頭とあれば
は残されることが多いので、
が当たるとすればペンチャン待ちくらいなので通常のスジ37より通りやすいといえます。
ただし、ノーチャンスと異なるのは、他家があえてを残して
を切っている可能性もあるということです。
を切ってリーチしても満貫以上あるなら、
頭頭から
を切って
の出アガリを狙う選択は赤ドラに祝儀がつかないルールならむしろ有力です。
を切っている場合は
の出アガリも狙いやすいのでなおさらですね。出現頻度自体は少ないですが、ベタオリするなら確実に通る牌を先に切るべきですし、他に通っていない牌も少なく、赤を切るだけの理由が十分に考えられる(ドラをポンして満貫以上確定しているなど)場合は赤のまたぎが当たる可能性も注意するようにしたいです。