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もっと勝つための現代麻雀技術論 第200回 「麻雀クイズ 回答と解説」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第200回 「麻雀クイズ 回答と解説」

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 前回の問題の回答、解説です。

 順子を切ってテンパイすることはないので、「何を切ってもテンパイ」の時点で面子は全て刻子。刻子×4+面子候補の形で、「何を切っても同じ待ち」になるのは、面子候補を切っても単騎待ちができない、つまり33334444のように、刻子×2+面子候補の形が4枚使い×2のケースです。

 このような牌姿で最も高打点になる例を考えることになりますが、4枚使い×2+刻子×2の牌姿が有り得る役満テンパイは緑一色のみ。役満が確定することから4枚使いは暗刻があると待ちができるので、問題の条件を満たす牌姿は

になります。

 「14枚の手牌から何を切っても役満テンパイになる」牌姿を挙げるという有名な問題(緑一色以外に、+面子候補の形がある)があるので、その問題を知っていた方にとっては易しかったと思います。

 ただし、「何を切っても役満テンパイ」ではありますが、もし万が一実戦でこのような牌姿になった場合は、カン待ちの緑一色テンパイに取るより、カンして四暗刻単騎のテンパイに取る方が待ちを選べる分いいですね。

 引きで緑一色四暗刻のダブル役満もあります(笑)

 四槓子まで狙うのは三槓子になった時点で他家にカンされると流局してしまうのでお勧めできません(笑)

 となると、を両方カンするよりは、一方だけカンして一方はカンせずに切る、あるいは一旦カンテンパイに受けて四暗刻単騎になればカン、あるいは両方ともカンせずに四暗刻単騎に受ける方がいいかもしれない…と、実は意外と考える余地のある牌姿でありました(笑)

 今回で200回目となりました。次回から、鳴き手に対する押し引き判断について補足していくことにします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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