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子供麻雀教室講師 山本健「好きな言葉は、テンパイ即リー、数打ちゃ当たる!」【マージャンで生きる人たち 第25回】

子供麻雀教室講師 山本健「好きな言葉は、テンパイ即リー、数打ちゃ当たる!」【マージャンで生きる人たち 第25回】

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東京都品川区・イトーヨーカドー大井町店6階にある「ニューロン麻雀スクール大井町校」で「子供麻雀教室」の主任講師を務めている山本健さん。どんな子供たちが通っているのか、どのように教えているのか、どんな苦労があるのか、話を聞かせて頂いた。

山本健(やまもと・けん)プロフィール

1991年、千葉県生まれ。O型、しし座。ニューロン子供麻雀教室主任講師。好きな役はタンヤオ。

子供麻雀教室とは?

「『麻雀を通じてこれから大人になっていく世代を育てたい』という非営利団体ニューロン代表(池谷雄一さん)の情熱のもと、1997年にボランディア活動としてスタートしました。現在は22年目となる大井町校のほか、全国11箇所で開講しています(2018年12月現在)」

「通われている子供たちの年齢層は、5歳の子から18歳の高校生まで。小学3~4年生が最も多く、毎回40人前後の子供たちが参加してくれています。5歳の年長さんや小学校低学年の子には、ご両親も付き添いで来てくれています。以前は男の子が多かったんですが、メディアで取り上げられるようになった近年は、女の子の申し込みが多い傾向にあります」

指折って役の数を伝える山本さん。東京大学麻雀サークルの学生もボランティアで協力している

 

麻雀によって集中力や記憶力は高まる?

「麻雀で集中力がアップした、テストの点数が上がった、数字に強くなったといった面を、メディアの方は取り上げられると思うんですが、麻雀が寄与しているかどうかは、僕には正直わかりません。ただ麻雀でコミュニケーション能力は高まっていく気はします」

「学校以外の環境で、世代を超えて一緒に遊ぶようになり、仲良くなれるきっかけになるからです」

子供教室で意識されていることとは?

「子供はボキャブラリーが少ないし、年長さんだと漢数字が読めない場合もあるので、テキストと実物を見比べながら視覚的に認識出来るようにしています。またシュンツやコーツといった麻雀用語は一切使いません。リャンピンのトイツなんていっても宇宙人の言葉かのように思われてしまうので、丸の2が二枚といったように出来る限り簡単な言葉を使うようにしています。文字もひらがなで、漢字を使う場合はふりがなを表記します。ただある程度わかっている子もいるので、なるべくそういう子同士が同じ卓で遊べるようにして、そこでは用語を使う場合もあります」

教室で苦労されることは?

「基本的には1ゲーム(半荘1回)1時間。苦労するのは、子供達の集中力が続かないことです。足をぷらぷらさせたり、誰かにちょっかいを出したり。それに子供だとどうしても対局スピードにも時間がかかります。慣れている子はスパスパ切っていくんですが、始めたばかりだと一巡するまでに5分ほどかかることもあります。小学3年生以上になれば1ゲームは保つんですけど、1~2年生だと30分保てばいいほうです」

集中力が切れてしまったらどんな対応を?

「集中力が切れてしまった子には、もうちょっと頑張ろうかと背中を押したり、やめるか続けるかを自分で選択するように促しています。4人全員が飽きているようであれば、そこでスパッと終わらせてリセットすることもあります。集中しているようであれば、1ゲーム終わるまで延長することもあります。要するに可能な限り穏やかに出来る環境を整えるように心がけています」

「また自分がアガれるかアガれないかも精神状態に影響するので、アガれなくてもカリカリしないようケアしています。子供は表情や口調を敏感にキャッチするので、僕らはその模範となる存在として見られるわけです。だから丁寧な言葉遣いはもちろん、穏やかな表情も常に絶やさないように心がけています。でも忙しくなってしまうと、ついつい口調が強くなりがちになってしまうので、反省することは多々あります。考えてみれば僕も小学校の頃、椅子に1時間座っているのは無理でしたから(笑)」

卓組みする時に気をつけていることは?

「覚えるスピードには個人差があるので、早くうまくなる子もいれば、ゆっくり身につけていく子もいます。仲良しグループの中で、ひとりだけ突出して上達した子がいて、まわりとの差を感じ始めてイライラし出したことがありました。その時はみんなと仲良くやってほしいと思っている旨を伝えた上で、試しに強い人たちとやってみる?って卓組みを変えました。レベルだけで言えば、最初からそうすべきだったんですが、仲良くやってほしいという思いもあったからです。そういう不和な雰囲気が生まれてしまった時は、もっと早く気持ちを汲み取ってあげられたら、そんな気持ちを抱くこともなかったのにと自分の至らなさに反省です」

麻雀最強戦presents「高校女子オープン大会2018・夏」のチャンピオンは子供教室の生徒さん

「島村奈菜ちゃんは中学生になった時に教室に来てくれました。やる気もあったし、最初から出来る子だったので、みっちり何かを教えたわけでもないんですが、強い男の子たちと卓組みするようにはしていました。ただ当初はなかなか勝てなかったんで、一度だけ聞いたことがあったんです。『正直しんどくない?』って。そうしたら『負けて悔しいけど楽しい』と言ってくれたんです。だから優勝した時は本当に嬉しかったですね」

子供麻雀教室に通う島村奈菜さん(右)は「高校女子オープン大会2018・夏」のチャンピオンだ

 

>>次ページ 小学校の先生になるのが目標だった。でも麻雀講師こそ自分がやりたい仕事だった。

 

 

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