「目先のことばかり見ずに後先を見通せ」とよく言われます。麻雀も後先を見通せる人の方が実力者であることは間違いありません。しかし、どちらがより結果に反映されるかと言われれば、やはり目先のことであるのが麻雀。人は遠くのことも案外簡単に想像できてしまうので、むしろ目先のことが正確に見られなくなるもの。麻雀はどこまで行っても今ここでの判断。目先のことを正しく評価できれば、自ずと遠くのことも見通せるようになるものと私は考えます。
▼雀魂牌譜
東3局
よくある「メンツ固定かアタマ固定か」問題。今回は雀頭が作りやすい形が無く、含みリャンメンと567三色があるのではっきりアタマ固定が有利。アタマ固定同士の比較では、ツモでタンヤオがつく打とします。
しかしあろうことか私は打としてしまいました。理由は、以外のマンズ引きが全部手変わりになり、リャンメンがメンツになっても、そこで単騎テンパイに取らずに再度打としてタンピン三色まである手広い雀頭無しの1シャンテンに受けられることを評価したためです。まさに、後先を見通したつもりで目先のことが見えていない典型です。
先にマンズを引いてくれと願っているとツモってきたのはが出ていく。アガって裏が1つ乗りましたが、もツモっていたので満貫を3900にしてしまった格好。だいぶ恥ずかしいアガリであります。
南4局
途中で回線が落ちながらもオーラストップ目。しかし先程の手を満貫にしていれば逆転される条件が2着目の満貫出アガリから満貫ツモになっていました。早アガリできそうな手が来ればよかったのですが、箸にも棒にもかからなそうな配牌。3トイツあるので一応チートイツ3シャンテンではありますが、内心捲られる予感しかしません。
ツモでメンツができ、役牌が重なった方がアガリやすそう。チートイツにしても、第一打のからは手の内でやや使われてそうです。
2枚切れになったよりは生牌中張牌の重なりをみますが、1枚切れは残します。こうなればオーラストップ目であってもチートイツ本線。1枚切れかつ比較的他家に使われてそうな打。1人ノーテンで西入がありますが、遠くの流局よりは、目先のチートイツのアガリやすさを優先した方がまだよいとみました。こちらはチートイツ2シャンテン。下家は2巡目の時点で1シャンテンのうえ満貫が見える牌姿。とても追いつけるようには見えませんが…
まさかの最速ツモアガリ。配牌がよいだの悪いだの、そういうのを気にしているうちはまだまだと改めて痛感させられたことでありました。
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