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第129回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第129回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

四麻、三麻両方で雀聖になったので、現在は玉の間と王座の間で打つことが出来ますが(魂天は王座の間のみ)、三麻で1位を取った時の順位点が玉160王座240なのに対して、四麻は玉110王座120(2位はそれぞれ55、60)とほとんど変わりません。四麻は中華サーバーで先行リリースされたので、玉と王座でレベル差はそこまでつかないと判断されたためでしょうか。実際、四麻はこの段位配分でも魂天到達者が多数(日本サーバーだけでも10名)出ていますが、三麻は全サーバ通じて未だに0人。今日も過酷なptの奪い合いが繰り広げられています。

▼雀魂牌譜

東2局3本場

段位点の都合で四麻は玉の間で打つことが多いですがこの日は王座の間で打ちました。東家が早々と2フーロしてホンイツ、トイトイ傾向。こちらは生牌の役牌が2つも残っていますが、ドラと役牌がトイツなので可能なら切り飛ばしてアガリに向かいたいところです。こんな時に役立つのが他家の戦績確認。フーロ率が低く平均打点が高い打ち手であれば、メンツ候補が揃っていて鳴いても高いところからの仕掛けとみて役牌を絞りそうですが、フーロ率が高い打ち手なら役牌を1つずつ抱えたアガリに遠い手の可能性も十分あるところ。今回は後者のケースも少なくないとみてを切りました。

いくら相手の仕掛けのレンジが広いといっても、生牌の字牌に染め色の数牌と切られてはテンパイの可能性が高いですがこのテンパイなら勝負。が東家か西家のどちらかに持たれている可能性が少なくない河、ピンズのリャンメン変化が4種あることから一旦ダマにすることも考えましたが、手変わりしない場合にどのタイミングでリーチに切り替えるか自信が無かったこともありリーチを選択。結果的には東家のアガリ牌を先に引いて放銃。は西家がトイツで持ってました。

南2局6本場

役牌トイツがあって悪形をメンツにできるのでチーの一手ですが、南家が序盤からいきなり中張牌を切っているのでが持ち持ちのケースも気になります。中張牌にくっつけてのメンゼンリーチかクイタンもまずまず狙える手なので、鳴かなかったらアガれていたという展開も有り得そうです。

しかし序盤から中張牌連打はヤオチュウ牌絡みの手役狙いとは限らず、配牌時点でヤオチュウ牌の浮き牌が無いアガリに近い手の可能性もあります。前者のケースも持ち持ちとは限らず、後者のケースなら鳴いて南家のアガリを阻止しに行かなかったことが大きな損失になりかねません。麻雀に読みは不要というよりは、半端な読みは逆効果なので、結果的に読まない方が勝ちやすいケースが多々あるというのが実際のところではないでしょうか。

南家からリーチがかかって役牌後付けでは分が良いとは言えない勝負になりましたが、先にをつかんだのは南家。南家は配牌時点でドラトイツの1シャンテンでした。分の良くない勝負は嫌だと避けていると、勝負すらさせてもらえなかったかもしれません。

南3局1本場

は役牌なのでポンできるうえに待ちとして残った場合も強いのでシャンポン固定の打が客風の場合は789三色に手変わりした場合に受けが残り、カンが残った場合に出アガリしやすくなる打でしょうか。

親リーチとドラポンを受けてベタ降りしているところにダントツの北家が無スジをツモ切り。一体何事かと思っていたら次巡ツモアガってメンチンの三倍満。東家のトビ終了となりました。今回は北家の待ちが他家にも危険でしたが、他家に通る牌でテンパイが入っていたら無スジツモ切りの見落としが致命傷になっていたかもしれません。降りると決めた相手に降りることが容易いなら、降りるべき相手が他にいないかを怠らないようにしたいですね。

雀魂-じゃんたま-情報

2019年4月25日にサービスが開始された無料で楽しめるオンライン麻雀サービスです

雀魂サービス開始記事

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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