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第277回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第277回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ  

昨日(8月1日)は麻雀の日でしたが、今日はバニーの日だそうです。今日もうさぎさんの穴に招待してもらいましょう。

雀魂牌譜

雀愉位選抜戦決勝2日目。優勝条件は「10戦目以降の半荘でトップを取ったうえで総合トップになること」。この局がその10戦目。トップを取れば無条件優勝の東家の雀士1。一見一盃口と七対子受けを残す打[7]としそうですが、既にドラ5以上あり[白]ポンテンも効く手牌であるためか七対子の単騎聴牌よりも[8]引き変化を優先する打[4]。手役関係無く和了さえすれば高い手になりやすい三麻ならではの手筋の1つと言えます。

倍満ツモの8000オール。優勝に向けて大きな和了になりました。

東1局1本場

どちらに受けてもスジ待ち。特にどちらかが明確に和了しやすいと読める要素もないのでダマ満貫に受ける打[9]

結果的に和了逃しになったところでツモ切りリーチに切り替え。相手もツモ切りリーチを確認しているなら、[9]切りが事実上の宣言牌で両スジ[6]待ちが警戒されやすいのではという意見もありましたが、ダマ出和了でも打点がそれなりにある聴牌からリーチに切り替えたケースも否定しづらいところ。宣言牌のスジ待ちを嫌ったというよりは、元々スジ待ちなのでリーチとダマの和了率差が低い手牌だったのが、他家の手が進みますます差が縮まったのでリーチに切り替えというところでしょうか。

無論1巡前にリーチを打つ選択が勝っていたとも考えられますが、重要なのは一貫性ではなくあくまで目前の局面で最も良い打牌を心がけること。ツモ切りリーチが最善と断定できる局面は稀ですが、タブー視するのも避けた方がよいでしょう。

リーチが入らなければソーズが場に安く、東家の雀士1の現物でもある[3][6]待ちを維持した公算が高い。結果的にリーチを打つことで南家から[6]を引き出すことに成功しました。

南2局1本場

全員に優勝条件を満たされないように何が何でも対局を引き伸ばす必要のある南家の雀士3。高め倍満の聴牌に取らず清老頭1シャンテン。残りのマンズは全て山でしたがこの局は東家の雀士2がツモのみで連荘。

南2局2本場

親の雀士2にトップを取らせた場合もまだ対局続行なので、少しでも西家の雀士1のトップを阻止すべく和了せずに打[②]

その間に東家が[4][7]聴牌

南家も[7]を引き[4][7]聴牌

そして西家もここで[1]ポンで[4][7]聴牌!

全員が[4][7]聴牌。ラス牌の[4]は…トップの西家に転がり込みました。事実上の決着です。

南3局

二ヶ月間に渡って繰り広げられた雀愉位争奪戦。最速で選抜戦入りを決めたりかでぃー氏が最後まで持ち前の勢いと強さで優勝まで駆け抜けられました。おめでとうございます! そして運営の皆様、参加者の皆様、大変お疲れ様でした。私個人としても麻雀を打つモチベーションが大いに高まる大会で久々に熱い勝負を味わいました。この熱を保ったまま今後は段位戦に励むことにしましょう。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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