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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第86回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第86回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節三回戦C卓

▼対局者
私:就活生@川村軍団
Bさん:福地誠
小林剛
Dさん:タケオしゃん

牌譜はこちら

86_1-min

 一発消しという理由だけで手牌を短くして放銃率が上がる可能性がある選択をするのは基本的に控えた方がいいですが、今回はリーチに通っている牌がと4枚あるので凌ぎやすい。ドラ3の手をうまくアガリきることができれば決定打。もし安牌に窮して振り込んだとしてもドラが見えているので安い可能性が高いということもあってのポンでしょうか。

86_2-min しかし結果的には対面が跳満ツモ。

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 2着目の対面が更にリーチ。ほぼ情報が無いリーチとはいえアンコがあるので凌げそうですが…

86_4-min

 北家からもリーチが入り、4枚見えにつきノーチャンスのを切ったところこれが対面に放銃して裏1の5200。ダントツだったのがいつのまにか僅差にまで追い込まれました。

86_5-min

 しかしそれから対面は途中で逆転手をテンパイするも不発。オーラスはトップ目から直撃するも3900は4200止まりで300点差の2着。対門の立場としてはほぼ2着以上なのでできればチンイツで満貫手にしたいところでしたが、素点が反映されるルールである以上西家にツモられる失点も大きいとみてやむなしというところでしょうか。開局が8000オールになっていなければ守れなかったトップ。将来回避不可能な失点に見舞われたとしても、トップを守りきれるように加点できる時にできるだけ加点することの重要性を知らされる半荘でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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