第四節三回戦A卓

▼対局者
私：トトリ先生19歳
Ⓟ小林剛
Cさん：独歩
Dさん：シンプルなワキガ

牌譜はこちら

　ラス前にトップ目が2フーロ。何が何でもトップを取る必要があるなら絞ることも考えますが、トップにアガられても着順は落ちませんが、下位者にアガられると着順が落ちる可能性があるのですから、自分がアガれない場合にアガってほしいのはむしろトップ目。鳴かれやすそうな牌を切ってアシストすることを考えます。

　しかしアシストするつもりが次々にメンツが完成。こうなればオーラス逆転トップが取りやすいように自分でアガりに向かいます。

　1000点アガって次局につなぎます。

　オーラストップ目ですが自分がアガらなければ結構な確率で逆転されます。しかし東家への放銃からのラス落ちもあるので何が何でもアガリを目指すというわけにもいかない点数状況。を安牌として抱えつつ、先切りでを出やすくさせる狙いです。

　東家からリーチが入りテンパイに取れるが出ましたがこれをスルー。はリーチにほぼ通る牌で鳴けばリャンメンテンパイですが安牌が無くなります。安牌が無くなるとなると東家の当たり牌をツモれば振り込むこととなり、11600以上を放銃すればトップからラス落ち。一方スルーした場合はこの局でのトップ終了はほぼ無くなりますが、連荘するなら依然アガリトップ。ラスのマイナスが大きい天鳳ルールではかなりやりづらい選択ですが、当たり牌を引くより先にアガれることが多く、放銃でラス落ちとは限らず（ドラも全部見えている）通る牌を切ってテンパイに取れるなら大概とった方がよいというのも事実。判断に迷います。

　結果的には南家もテンパイしていたので一旦2着落ち。

　次局は3着目の北家が満貫をツモって逆転トップとなりました。