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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第135回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第135回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節二回戦B卓

▼対局者
石橋伸洋
Bさん:シンプルなワキガ
Ⓟ中嶋隼也
Dさん:タケオしゃん

牌譜はこちら

 135-1-min

 完全1シャンテンの形に取らず、メンタンピン狙いでのトイツ落とし。役牌のトイツを落としてまで1シャンテンに取らないケースはなかなかないのですが、ここからをツモった場合、のシャンポンリーチ(あるいはのリャンメンリーチのみ)を逃す代わりに、ツモでリーチして30符3翻以上のリーチを打てるくっつき1シャンテンになります。この巡目なら次巡以降にをツモった場合、どちらかと言えば後者が有利であることが多いのではないでしょうか。

135-2-min

 テンパイを逃しても、中ぶくれ形2つのくっつき1シャンテンならこちらがいいまでありますね。

135-3-min

 結果的には手変わりを目指したが故に満貫放銃となりましたが、こういったリスクを含めたうえで落としに分があったとみます。先制テンパイはそれだけで強いですが、テンパイを逃した1シャンテンでさえ先制テンパイと比較して悪くないなら、よりよいテンパイ形を目指すに越したことはありません。

135-4-min

 ダブを鳴いている親にが通っていて、より先にを切っていることから待ちは考えにくい。逆にピンズ待ちは危険なのででリーチ。この手なら鳴き手に降りることはないですが、他家テンパイを考慮しなくてもアガリ率や打点に大差ないなら、より安全な選択を取るに越したことはありません。

135-5-min

 当たり牌のを押さえた形になりましたが東家がをツモって2600オールとなりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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