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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第175回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第175回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節三回戦C卓

▼対局者
Ⓟ中嶋隼也
Bさん:トトリ先生19歳
Cさん:独歩
Dさん:シンプルなワキガ

牌譜はこちら

 175-1-min

 トイトイ赤1の手でしたが、が重なって高め跳満と手牌の価値が上がりました。が先にメンツにならない限りはが安牌として残っていた方がよいので先に打

175-2-min

 ツモの後ポン打。ツモでも高め満貫の1シャンテンになります。

175-3-min

 他家から見ればを切っているにもかかわらず、手出しでがトイツ落としの後にポン打より優秀なトイツが残ったトイトイテンパイか1シャンテン。ホンイツトイトイに変化した可能性も十分考えられます。そうなると南家の手牌からは以外はどれも切るリスクが高い牌です。

175-4-min

 アガリにくそうなピンズカンチャン。北家の仕掛けが高打点の可能性が高いといっても、東家のテンパイでは安牌となれば強気にリーチするところでしょう。

175-5-min

 北家にテンパイが入り余ったで一発ロン。裏も乗って12000の和了に。

175-6-min

 1本場で更に親の跳満ツモ。

175-7-min

 2本場で更に11600のアガリ。北家の手出しを受けて西家はが切りづらかったとみますが、東家の最終手出しとの振り替えならカンテンパイがあるところ。打でした。

175-8-min

 親は流れますが更に満貫ツモって上家を飛ばして終了。別の卓で7万点超えのトップが出ましたがこちらは8万点超えです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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