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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第174回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第174回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節三回戦C卓

▼対局者
Ⓟ中嶋隼也
Bさん:トトリ先生19歳
Cさん:独歩
Dさん:シンプルなワキガ

牌譜はこちら

 174-1-min

  ソーズが捌きの難しい手になっています。打とすると浮いているを切った場合に比べツモでテンパイしなくなりますが、打とした場合はいずれも悪形リーチのみ。打ならツモはテンパイを逃しても手広くなり良形テンパイの可能性が残る1シャンテン。が残り1枚なので、からリャンメンが出来た場合ものリャンメンよりリャンカンが残せる方がよく、切りならロスは2枚のみ(打の3枚がロス)となるとソーズの中でも打とするのがよさそうです。

174-2-min

 3巡目にして早くも5200(ツモなら符ハネで1600−3200)テンパイ。

174-3-min

 ツモ。打としてでアガるとトイトイサンアンコ役役の跳満。でアガると3200(50符2翻)と打点差が4倍近いのでは出ても見逃しでしょう。見逃すつもりなら同巡に高めが出てアガれないことがないよう打とする手もあります。とはいえ安めを見逃すつもりでも、他家のテンパイが入るなら安めでもアガれるようにしていた方がよいこともあり、アガリ率が下がって高めの打点上がるわけでもない文字通りの「安め拒否」に受けるのは個人的にも形のうえで抵抗があります。

174-4-min

 を手出しすると赤絡みのリャンメンを手出しで外したことになり他家視点からかなり違和感のある河になります、少なくとも手順的にトイトイ絡みであることは読まれるでしょう。しかしトイツが揃っているだけで1、2シャンテンのケースも否定できないので、これなら他家が不要になりやすい単騎に受けそうでした。

174-5-min

 結果的には単騎に受けていれば跳満ツモのところを、リーチが入った後ツモで800−1600。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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