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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第97回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第97回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節三回戦A卓

▼対局者
石橋伸洋
独歩
Ⓟ川崎たかし
Ⓟおじさん

牌譜はこちら

 ドラかつ123三色目があるので、から1ブロック見るだけならを残すメリットは薄いです。しかしツモから雀頭の役牌ドラ3になるケースや、ツモからドラをもう1枚使うケースといった、2ブロック見るケースも想定すれば少なくともよりは残す価値があるとみます(役牌は重なれば役牌チャンタ三色ドラ1の鳴き手高め満貫があるので残す)。

 カンチャンを鳴いて手が進むのではもちろん鳴きますが、から打としてチーなので123三色が読まれやすいのも先切りのデメリットです。

 南家が手順から123三色狙いの濃厚なところに4枚目のツモ。たとえ南家がノーテンだとしても、アガれないはずの手をアガらせてしまうことになりかねないを切るのは損。ただし打ツモが役無しなのに対して、打ツモなら一通がつくことから打としそうです。

 役牌をポンすることで役有りテンパイになる受け入れが大幅に増え、高めで満貫になります。しかし1枚切れとはいえ、こちらの仕掛けに放銃リスクがある牌を手の内から切ってきた西家は勝負に見合うだけの手が入っている可能性が高い(実際ドラ雀頭のリャンメン×2の1シャンテン)。ノーテンで安牌を減らすリスクの方が高いとみてスルーを選択。

 ダマでも平和ドラ3に加えて、「ダマなら東家南家がをツモ切るが、リーチすれば止められる」ことを想定しやすい場況なのでダマを選択。

 三色にならないを引いてテンパイ。に比べれば不本意なツモですが、それでもリーチした方がマシならリーチすべきところ。南家に三色で放銃することが無い以上、放銃を回避する選択肢を残すメリットはなおさら薄いのでリーチします。

 テンパイが入っていた西家から一発で出アガリ。裏1の7700。ダマにしていればアガリ逃したうえに、をつかんで逆に7700放銃になっていたかもしれません。不本意だからといってダマにするとかえって失点を重ねることにもなりかねないということも押さえておきたいところです。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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