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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第98回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第98回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節三回戦B卓

▼対局者
ASAPIN
Ⓟ谷口浩平
木原浩一
多井隆晴

牌譜はこちら

 のフォローがある浮き牌と、ドラそばの浮き牌の比較。ツモは二度受けペンチャンを残すことになるとはいえ一通目。リャンメンとまではいかなくてもそれなりに価値の高いターツを作る変化が2種あるならから切りそうです。

 3メンチャンテンパイを逃すツモこそロスが大きいですが、3メンチャン側がメンツになるようなら、ペンテンパイでリーチを打つよりはドラ残りのくっつき1シャンテンが上とみて打としそうです。東家南家の切り出しからは比較的山に残っていそうではありますが、ツモ時に即リーチ有利になるとまではいかないと判断します。

 が雀頭になり即リーチ。出アガリの打点が全部異なる3メンチャン。

 親でリャンメンテンパイならのみ手でも基本は追いかけリーチですが、切る牌が両無スジの赤、北家はを切っているのでくっつき1シャンテンだった可能性が低く(リーチ時良形率が高い)、ドラを早い段階で切っているのでドラが無くてもそれなりに打点がある可能性が高い。これだけ条件が揃うと本当に押した方がよいかは微妙なところ。個人的には、良形高打点の可能性が高ければ、降りた場合の支出も高くなるので、被ツモ時失点が高い親なら判断が変わるまでは至らないとみて追いかけてそうです。

 結果は北家がを一発でつかんで東家に軍配が上がりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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