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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第37回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第37回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節一回戦A卓

▼対局者
Ⓟ中嶋隼也
小林剛
就活生@川村軍団
おかもと

牌譜はこちら

東1局

タンヤオ目がある4連形ならドラの有無に関わらずペンチャンより優先。ツモのテンパイ逃しも、仕掛けもきく手広いくっつき1シャンテンになります。

がこの段階で親のダマに刺さるのはレアケースとみますが、ロスは1枚のみ。先手を取るのは厳しいので、安牌を抱えつつうまく一通が完成した時にアガリ目も残す選択。を北家が鳴くようなら、その分親にアガられる可能性が減って好都合というのもあります。

北家がを鳴いてテンパイ。仕掛けを受ける立場からすれば、のくっつき1シャンテンなら、鳴いても高い手でなければメンゼンで進めそうなものと読むので、は比較的通りそうではありますが、もし放銃するとすれば今回のようにドラ3以上の可能性が高いことになるので、こちらがアガリに遠い手であれば、通りやすいという理由で安易に切らない方がいいですね。

東1局1本場

チートイツ1シャンテンでもあり、をポンした場合も受けがロスになる代わりにツモがリャンメンテンパイ。平場ならどちらかと言えば打としそうです。

しかし前局6000オールをアガって1本場、東1とはいえ5800でも加点としては十分。浮いたヤオチュウ牌を処理している西家が手の内からすぐを切ってくることも多いので打に分があるでしょうか。

東4局0本場

ヤオチュウ牌のアンカンが入って親リーチの一発目なので、放銃すれば最低でも6800点。降りとの比較でも微妙とみて、現物を切りつつ567三色1シャンテンに受けられる打としそうでした。ただし1シャンテンを維持するなら他にもダブルワンチャンスの打。イーペーコーは崩れますがと何かのシャンポン、ドラ引きをケアできる打もあります。打牌比較が難しいところです。

ソーズを引けばホンイツに移行する手牌。ホンイツに移行するならの重なりも残っていた方がよいのでこの時点で落としとしそうです。ソーズはの3ブロックとも見なせるので、マンズを落としてもシャンテン変わらずなのが少し面白いですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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