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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第36回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第36回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節四回戦C卓

▼対局者
渋川難波
おかもと
醍醐大
Ⓢ福地誠

牌譜はこちら

東1局

安めが2000点止まりですが、高めが目立つ仕掛けをしている南家の現物であることもありダマを選択。リーチしても西家からアガれてそうですが、その場合はを切っていてドラであることからが切られてそうです。

東4局0本場

ドラは鳴かれやすいので一発消しされやすい、字牌待ちなら即リーチしてくるはずという読みを外す。合わせ技で1巡ダマにした後ツモ切りリーチというところでしょうか。面白い選択ですが、チートイツの字牌単騎が警戒されやすい河というわけでもないので即リーチしそうです。

東4局1本場

リーチの現物待ちでもダマ良形30符3翻なら基本リーチですが、トップと大差で、他家が降りてめくり合いになった結果ラス目に高打点放銃は特に避けたいところなのでダマを選択。

南2局

他家のの切れ具合からは比較的山に残っている可能性が高い。ツモって裏が乗れば一気にトップに届き、手変わりも結構限られているとなるとこちらはリーチに踏み切りそうです。全体的にリーチ判断が難しい局面が多い半荘です。

南3局

が南家に鳴かれていないので当たるとすればたまたま単騎待ちが残っていた時くらいですが、この点数状況ではノーテンからは微小なリスクも負いたくないところ。が残り1枚なので、が通った後も1シャンテン取りの打にアガリやすさは劣らず、別の他家のテンパイが入った場合も、危険牌になりやすいを先に外していた方が凌ぎやすいです。

2枚切れをツモ切ってが手出しなので、単騎からの待ち替え本線。字牌単騎の候補は。今回はピンズが残っていて染まってない可能性もあるので止めるほどではないとみますが、マンズホンイツがほぼ確定していて放銃すると満貫以上となれば、この点数状況では止めることになりそうです。

南4局

トータルで福地氏より上位にいる醍醐プロの着順が落ちることに期待してこのをツモアガらず。自身のトップがほぼ確定しているからこその選択ではありますが、名人戦ならではの攻防が第三節にして早くも始まりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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